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QED 神器封殺 の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

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2020/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

QEDシリーズ11作目、熊野の残照の後編とも。 最初、タイトル見て三種の神器の話とは思わず、ずっと「しんき」だと思っていたのだけど、三種の神器の「じんぎ」の神器封殺でした。 殺人事件は一応解決されるけど、そんなの警察だってHowとWhyの部分はともかくWhoはわかるだろうと・・・。あと、結局動機はわかったようなわからないような、そんなことで人生を棒に振ったり、死体に細工したりするんかいな、というところはタタルさんの「そういう人もいる」的な説明で終わりって・・・笑。もう殺人事件と歴史蘊蓄と切り離してもいいんじゃないかというくらいの殺人事件の軽い扱い笑。 鏡が母、剣が父、勾玉が胎児、というのは目から鱗だったし、だまして国盗りをした天孫降臨も、(伊弉諾と伊弉冉も騙りだ、というのはちょっとわからなかったけど)いつも語られるミサキや虐げられた人々の話で納得。 最後、レイラインの話になったけど、剣のレイラインはわかったけどその他は・・・・?という気がしないでもなかったのはあり。同心円・レイライン自体の発想は面白かったし、きっと、というか多分そうやって建立した一の宮も数あるのだと思う。奈々ちゃんやタタルさんがいみじくも言っていたように、昔の人を今の基準で侮ってはいけないし、昔の人は今の人よりずっと言葉や物事に二重、三重の意味を持たせてきたし、そこに意味を隠してもきたから、現代人の基準で歴史を表面的に捉えることの怖さというのはシリーズを通して歴史の面白さ・生臭さを知るに従ってどんどん深くなる気がする。 にしても、御名形さんとタタルさんが2人そろうと話が見えないし愛想が氷点下になって本が売れなさそう(けど毎回沙織ちゃんと奈々ちゃんを叫ぶ役にするのもなぁ・・・・)

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2017/05/27

QEDシリーズ11作目 毒草師が出てくるとは!! ラストもすごく興味深くて面白かった!! ただ、相変わらず情報量が多すぎてついていけてない…

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2017/01/21

『大抵の神社は、秘められた悲しい歴史を抱えている。もちろん立派な功績を残した人々を祀っている社もある。しかし、殆どの神社は鎮魂のために建立された物だということを知った。中には鎮魂どころか、今も恐ろしい祟りを引き起こさないように、祭神をしっかり閉じ込め続けている神社もある。 そん...

『大抵の神社は、秘められた悲しい歴史を抱えている。もちろん立派な功績を残した人々を祀っている社もある。しかし、殆どの神社は鎮魂のために建立された物だということを知った。中には鎮魂どころか、今も恐ろしい祟りを引き起こさないように、祭神をしっかり閉じ込め続けている神社もある。 そんな場所に参拝して、自分の個人的な欲望の達成をお願いする方が間違っていたのだ。冷静に考えれば、自明のことだった。』 シリーズ11作目。ぶれずに面白い! 三種の神器論争は読めない漢字が多くて苦労した。472ページに対して、ミステリーの部分100ページもないんじゃないかなぁ〜。 あと8作か。

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2016/04/03

毒草師を名乗る男・御名形史紋と熊野で出会った薬剤師・桑原崇。病院のオーナーが何者かに日本刀で斬殺されるという事件に端を発し、謎は古代日本へと広がる。崇と史紋が突き当たった重大な謎を解く鍵は、三種の神器と、古の神々を祀るべく日本全国に散らばる神社にあった。美しい解。これぞQEDの真...

毒草師を名乗る男・御名形史紋と熊野で出会った薬剤師・桑原崇。病院のオーナーが何者かに日本刀で斬殺されるという事件に端を発し、謎は古代日本へと広がる。崇と史紋が突き当たった重大な謎を解く鍵は、三種の神器と、古の神々を祀るべく日本全国に散らばる神社にあった。美しい解。これぞQEDの真骨頂。

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2015/08/23

正直頭が付いて行かなかったです。 奈々は知識が付いて理解が深まってるけどわたしは読んだはしから忘れて行ってるから会話に追いつけない~_~; 雰囲気と現実事件を楽しんだ感じでした。 新しいキャラはなかなか魅力的。 毒草師シリーズも読もうかな、と。

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2014/06/15

現実世界の事件の謎解きが終わったのに何故袋とじ?と思っていたら、QEDシリーズならではの謎解き部分でした。 三種の神器についてのタタル先輩の推理はすごく納得させられてしまった。いつものことだが。 袋とじ部分の謎解きについては、なんかもう言葉を失った。よく見つけたなあとしか…。 し...

現実世界の事件の謎解きが終わったのに何故袋とじ?と思っていたら、QEDシリーズならではの謎解き部分でした。 三種の神器についてのタタル先輩の推理はすごく納得させられてしまった。いつものことだが。 袋とじ部分の謎解きについては、なんかもう言葉を失った。よく見つけたなあとしか…。 しかしイザナギ・イザナミの解釈は新鮮だった。

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2014/03/08

”QED 神器封殺”高田崇史著 講談社文庫(2009/05発売) (2006/01発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:新保博久) ・・・病院オーナーの殺害事件、そのカギを握るのは三種の神器と那智の地であった。 ・・・”毒草師”の主人公、御名形史紋もシリーズ開始に先駆けて登場。...

”QED 神器封殺”高田崇史著 講談社文庫(2009/05発売) (2006/01発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:新保博久) ・・・病院オーナーの殺害事件、そのカギを握るのは三種の神器と那智の地であった。 ・・・”毒草師”の主人公、御名形史紋もシリーズ開始に先駆けて登場。桑原とお互いを認め合う形での歴史談義を繰り広げました。 ”毒草師”という他ではないものを”仕事”としている御名形を見ると”毒草師”も楽しそうですね。 が、楽しめたのはキャラクタ的な面だけ。解決篇が袋とじになっており読む前から期待した割にその内容は殺害事件ではなく、神器に絡む神社の解説。”あの神社とあの神社が!”と図入りで説明されても、 ”おおっ!!”とはならずに”お、おぅ”ってな感じでした。(笑) 文庫版解説には作品の年表つき。桑原&奈々さんがいかに事件にまきこまれているか、かつなかなか恋仲に進展していないかが良くわかりました。(笑)

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2014/02/16

毒草師というのが出てくるというので購入。 残念ながらチョット合わないかな。 かなり巻数を重ねるシリーズもののだが、先ずは主人公群の4名が一緒に事件を解決しなくてはいけない必然性を全く感じない。物語の中心となる殺人事件についても動機にも手段にも深みを感じない。紀ノ國にまつわる神話、...

毒草師というのが出てくるというので購入。 残念ながらチョット合わないかな。 かなり巻数を重ねるシリーズもののだが、先ずは主人公群の4名が一緒に事件を解決しなくてはいけない必然性を全く感じない。物語の中心となる殺人事件についても動機にも手段にも深みを感じない。紀ノ國にまつわる神話、古代史をテーマに無理やりストーリーを作ったという感じでチョット強引なストーリー展開である。 そして袋とじ部分。日本各地のテーマ(^^ゞを同じくする神社が同じライン上に並ぶという話だが、だからどうだと言う部分がなく、謎解きということにもなっていないのである。古代人というのはなぜかいろんなものを一直線に作りたがるのでそのような発見には事欠かないと思うのだがどうしてそうしたかを熱く語って欲しいところである。 そうは言いつつも嫌いなテーマではないのでとりあえず★三つである。

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2014/02/10

ということで、オチというか、前巻の最後に、とんでもない紹介のされかたをした、那智の大地主が、死ぬ場面から始まります。とはいえ、そういう話でもなく。 小川さんのレイラインの話というか、それを元にしたNHKの番組及びそのディレクターが書いた本が大好きで、熊野とともに、あの辺に旅行に行...

ということで、オチというか、前巻の最後に、とんでもない紹介のされかたをした、那智の大地主が、死ぬ場面から始まります。とはいえ、そういう話でもなく。 小川さんのレイラインの話というか、それを元にしたNHKの番組及びそのディレクターが書いた本が大好きで、熊野とともに、あの辺に旅行に行きたいとずっと思っています。とはいえ、やり過ぎると味わいは薄まるもんですよ。神器なんで、草薙の剣の話も出てきますが、北緯34度32分の話からすれば、小碓の尊の最後が感動的なんですよ(とはいえ、それでは大阪府まで行ってしまうか)。

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2013/12/17

約一名の、衝撃的な現実から一夜明けての次の日。 ようやく途中参加の2名の追っている事件があきらかに。 家族経営の事業は色々ありますが…これも『家族経営』に? ある意味すごい殺害の仕方でもありますが 動機が…自業自得な気も。 驚くべき人間関係の繋がりも分かりましたが 今回は事件よ...

約一名の、衝撃的な現実から一夜明けての次の日。 ようやく途中参加の2名の追っている事件があきらかに。 家族経営の事業は色々ありますが…これも『家族経営』に? ある意味すごい殺害の仕方でもありますが 動機が…自業自得な気も。 驚くべき人間関係の繋がりも分かりましたが 今回は事件よりも場所よりも、人? 確かにこういう人、犯人で出てきそうです。 袋とじ部分があるので、ものすごい推理があるのかと思ったのですが 事件関係ではなくて、土地関係でした。 しかしこれ、計算されてやったとしたら 昔の人はどう導き出してやっていたのでしょう?

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