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累犯障害者 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/03/28 |
JAN | 9784101338729 |
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累犯障害者
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商品レビュー
4.3
106件のお客様レビュー
地獄の釜の底というか弱肉強食の極みというか読んでいて心が辛くなる。もちろん被害者の方々が1番悲惨ではあるし罪が赦される訳でもない。それでも役所の人間がキチンと対応していたら未然に防げた事件もあった訳で世間の「ババ抜き」でジョーカーを引かされる側になるのは怖い。 冤罪の話は割と現代...
地獄の釜の底というか弱肉強食の極みというか読んでいて心が辛くなる。もちろん被害者の方々が1番悲惨ではあるし罪が赦される訳でもない。それでも役所の人間がキチンと対応していたら未然に防げた事件もあった訳で世間の「ババ抜き」でジョーカーを引かされる側になるのは怖い。 冤罪の話は割と現代でも犯人に仕立てられしかも問題にならぬという事で過去の犯罪史でも多くの屍の中には無罪者がいたと思われる。
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誰が不幸と問われれば、それは被害者を措いてない。それだけは譲れない。が、獄中と一般社会(と私が考えてしまう健常者社会)とを比べて獄中のほうに暮らしやすさを感じてしまうパラドックス、行政・司法・民間それぞれで作るセーフティーネットの粗さに、改めて憤りを感じた。
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筆者が法に触れたことで政治の場から離れてしまったことが残念でならない。彼がやってることこそまさに草の根活動だ。自らの問題意識のもと市民や障がい者に直接聞き取りや調査を行い、問題を汲み取る。そして本書のようにして本を出版し国民に対して広く認知向上や問題提起に取り組む。素晴らしいの...
筆者が法に触れたことで政治の場から離れてしまったことが残念でならない。彼がやってることこそまさに草の根活動だ。自らの問題意識のもと市民や障がい者に直接聞き取りや調査を行い、問題を汲み取る。そして本書のようにして本を出版し国民に対して広く認知向上や問題提起に取り組む。素晴らしいの一言。金だけもらって提供元に有利な政策を展開する議員とは大きく違う。彼のような政治家がどこかにいてくれたら、日本の未来もまだ明るい。とにかく、筆者にはこの国を変える力がきっとあるのだから彼自身がここだと思うところで存分に活動してほしいと願っている。 さて、本書には私が知らなかった障がい者の現実が綴られていた。私の祖母は話すことのできない身体障害者であった。祖母の声は生まれてから一度も聞いたことがない。私は祖母がいたことで、現在に至るまで障がい者を取り上げた特集などをYouTubeなどでよくみていた。その多くは筆者のいうように、障がいを持っていながらも頑張っている人達の姿を写したものだった。私はその影響と祖母の天使のような優しさから、障がい者とは1人残らず温かい人たちでそれぞれ頑張っているのだというような思い込みをしていた。 しかし現実には福祉のネットワークにとらえられないことや、生育環境等によって事件を起こしてしまう人々もいる。確かにいま振り返れば、健常者にも良い人とされる人もいれば人を殺すような人もいのに、私はなぜそのようなことが障がい者には当てはまらないと思っていたのか。これが偏見というものだろう。 私たちが日々目にする殺人事件のニュースのなかにも障がい者が関わったものがいくつもあるのかも知れない。これまでは殺人事件と聞くとすぐ犯人はとんでもない人だと思っていたが、その事件の当事者がどういう人間で何がきっかけになったのかということをもっと深く知るまでは判断はできないものだと学んだ。 いつか、いや絶対、キャリアの中で障がい者の人に関わる仕事がしたいと心から思った。
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