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咲くや、この花 左近の桜
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/03/28 |
JAN | 9784048739238 |
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咲くや、この花
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咲くや、この花
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商品レビュー
3.6
54件のお客様レビュー
桜蔵の迂闊さと隙は相変わらず。 理不尽な目に遭うにも関わらず、異形につい同情や共感を寄せる性質だから付け入れられて慰み者にさせられるんだろうなと不憫に思う。それはただ都合のいい(女)というだけでは…。 桜蔵のルーツが仄めかされたし、次巻では柾との関係にも変化が訪れるのかな。 浜尾...
桜蔵の迂闊さと隙は相変わらず。 理不尽な目に遭うにも関わらず、異形につい同情や共感を寄せる性質だから付け入れられて慰み者にさせられるんだろうなと不憫に思う。それはただ都合のいい(女)というだけでは…。 桜蔵のルーツが仄めかされたし、次巻では柾との関係にも変化が訪れるのかな。 浜尾や羽ノ浦の影が薄いのが気になる。
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「左近の桜」の続編だったようで、知らずに「咲くや、この花」から読んだのだけど、充分楽しめました。 高校三年生の桜蔵が、大学受験に挑む1年がこの1冊になっているのだけど。 何故か毎回、ケノモノ、妖かしのもの・・・この世を去った男の魂に犯されてしまう、というBLな内容で。 それが...
「左近の桜」の続編だったようで、知らずに「咲くや、この花」から読んだのだけど、充分楽しめました。 高校三年生の桜蔵が、大学受験に挑む1年がこの1冊になっているのだけど。 何故か毎回、ケノモノ、妖かしのもの・・・この世を去った男の魂に犯されてしまう、というBLな内容で。 それが、怖いとか恐怖ではなくて、「またやられてしまった!」的な憎めない感じで、じわじわきます。 いつの間にか現実とは違う別の世界に迷い込んでしまう感じといい、「夢」か「現(うつつ)」かの境界線だったり、更には「男」と「女」の境界線の危うさだったり、日本独特の美しい日本語の言い回し、動物や昆虫や植物などの自然界の知識だったり、古くからの言い伝えだったり、こういう世界観の文学はとても好き。 日本語って奥深くて楽しいなって思える作品。 細かいことにぐずぐずと引き摺らない感じが潔くて、自分も少しだけ大人に成長している錯覚さえ感じる。
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春の名残が漂う頃、「左近」の長男・桜蔵のもとに黒ずくめの男が現れて、「クロツラを駆除いたします」という怪しげな売り込みのちらしを置いていった。数日ののち、離れに移ってきた借家人の骸が押し入れから転がり出た。そこへくだんの男が現れて言うには、クロツラに奪われたタマシイを取り戻せば息...
春の名残が漂う頃、「左近」の長男・桜蔵のもとに黒ずくめの男が現れて、「クロツラを駆除いたします」という怪しげな売り込みのちらしを置いていった。数日ののち、離れに移ってきた借家人の骸が押し入れから転がり出た。そこへくだんの男が現れて言うには、クロツラに奪われたタマシイを取り戻せば息を吹きかえすと…。魂を喰う犬を連れた男、この世の限りに交わりを求める男、武蔵野にたたずむ隠れ宿「左近」の桜蔵を奇怪な出来事が見舞う…。
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