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秋期限定栗きんとん事件(下) 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2009/03/12 |
| JAN | 9784488451066 |

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秋期限定栗きんとん事件(下)
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商品レビュー
4.1
441件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
小山内さんの瓜野くんへの論評がやっぱり盛り上がった 「この子他愛ないなって」というおよそ親しくあろうとした人に向けるとは思わない評価が最高でした あの夜の瓜野くんのピエロ感ったらなかった プライドをあんなにもズタズタにへし折られて自分だったら羞恥心で死にたくなるし闇堕ちしてもおかしく無い ずっと続いていた放火魔事件に一区切りついて、小山内小鳩ペアも見事に戻ってきて一件落着という感じだった 結局あの2人は似たもの同士で、マロングラッセの話の意味を正確に理解した小鳩くんと理解できなかった瓜野くん、そこが小山内さんと一緒にいれるかどうかの違いだと思った
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面白かったー アニメでも見たがやっぱ面白い。この、冒頭からストレスなくサクサクと読める感じがとてもよい。なぜこの人の小説はこんなに軽い読み味で読めるのにも関わらず、こんなに深い所まで連れて行ってくれるのだろう。創作物の理想だと思う。 1人称の語り手をやっていた高校生が悪いわけでは...
面白かったー アニメでも見たがやっぱ面白い。この、冒頭からストレスなくサクサクと読める感じがとてもよい。なぜこの人の小説はこんなに軽い読み味で読めるのにも関わらず、こんなに深い所まで連れて行ってくれるのだろう。創作物の理想だと思う。 1人称の語り手をやっていた高校生が悪いわけではないのにコテンパンにされていて、でもあんまり胸糞感はなかった。自分で創作をするとき、そこのバランスが気になるので、こんなに好き放題してやっていいんだと思った。 何より、文脈的良さがすごくある。えもい。 推理せずには居られない小鳩君と復讐せずにはいられない小山内さんが小市民を目指す、という形はそもそも「自分自身を認めず、誰かになろうとしている」という点で間違っている。そこを間違いとは見せず、でも微妙な違和感として観客に感じさせているからこそ、このクライマックスが素晴らしいものに見えつつも間違う主人公にストレスを溜めないで楽しめる。 そもそも、「人の謎を勝手に先んじて解くこと」と「復習し、屈服させること」の喜びというところに目をつけ、その二つが似ていることを理解し、それを主人公にそのままくっつけると痛すぎるから、それで失敗して自制しようとしているが漏れてしまう、という人格の紐づけすぎないキャラクター設計が素晴らしい。さらに言えば、小市民を名乗ることそれ自体の自意識過剰さにも自覚的でそこまでの自省に到達したうえで、一緒にいるいないの話をしているのが最高に理性的でよい。 二人は他の人と付き合って、「小市民」と名乗って孤立しないために自分を下げることも、それ以前のようにの能力を押し付けることもやめ、ただ、自分をわかってくれる人の存在だけいればいい、という結論を出した。 「やっぱりこっちの方が、体温が上がる」という表現が最高。 そうして、こんなに論理だてて、一緒に結論を出したうえで、小鳩君は純粋に小山内さんに恋している。それが本当に素敵だなと思う。こういう恋をしたいと思った。
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二人の再開はまだかまだかとやきもきしつつ読み進めて、最後に驚かされてしまったのは私が小市民、もしくは瓜野君サイドの器だからか。夜の公園でかわす婉曲な言葉のやりとりがなんとも二人らしい。メインの事件を追うのも楽しいが、合間に挟まる小鳩くん仲丸さんのエピソードには苦笑しきり。
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