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何もかも憂鬱な夜に
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/03/10 |
JAN | 9784087712872 |
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何もかも憂鬱な夜に
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何もかも憂鬱な夜に
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商品レビュー
3.6
110件のお客様レビュー
人が人を裁くとは何なのか。 ここで描かれる刑の執行や罪を犯した者への接した方はネット上で散見されるようなセンセーショナルなものではない。 淡々とし、絶望も希望も何もない。本人がやらかした事=罪に対して罰があるのだからそれでいいという人もいるかもしれない。 死刑とは人が人を満足させ...
人が人を裁くとは何なのか。 ここで描かれる刑の執行や罪を犯した者への接した方はネット上で散見されるようなセンセーショナルなものではない。 淡々とし、絶望も希望も何もない。本人がやらかした事=罪に対して罰があるのだからそれでいいという人もいるかもしれない。 死刑とは人が人を満足させるための娯楽ではない。村上龍はかつて青春の青さを限りなく透明に近いブルーと表現したが、ここで描かれるのは全てが灰色に染まった人間の日々である。
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読んでて嫌な気持ちになる。こっちまで精神に異常をきたしそうな。中村文則は、どうしてこのような題材の小説をかけるのか。 幼少期の生い立ちから罪を犯してしまったり、運命は決まってるのかなと思ってしまう
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
孤児院あがりで刑務官を務める主人公が受刑者や自らの生い立ちを見つめて人が人を裁くことや死刑制度と向き合う物語。 辿々しく曖昧な文章が多いが自分の気持ち等を上手く言語化できないのは壮絶な来歴がゆえだと思うと納得できる。人でなしの受刑者に影響されてやさぐれだ主人公がまた蘇生していくきっかけに劇的なものがない。でも実際はそんなもんだろうとも感じる。刑務官の先輩の「一番聞いていて辛いのが、死刑存続か、廃止か、という言葉だ。 ・・・・・・それなら廃止でなくて、 停止にするべきだろ。じゃないと、過去に俺達がやってきたことが、全て間違っていたってことにな る......。それは身勝手過ぎるじゃないか」が一番心にずしんときた。
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