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ドイツ宗教改革 ヨーロッパ史入門
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ドイツ宗教改革 ヨーロッパ史入門

R.W.スクリブナー, C.スコットディクスン【著】, 森田安一【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2009/02/20
JAN 9784000272032

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2013/08/17

500年前の出来事が、教会の立場から研究されることが多くても、一般史ではあまり分析されていないとの事。ルターの行動については常識とされていることが、実は神話的に脚色されている可能性があるということは確かにそうなのでしょう。ウイッテンベルクの95か条の宣言そのものが、事実だったのか...

500年前の出来事が、教会の立場から研究されることが多くても、一般史ではあまり分析されていないとの事。ルターの行動については常識とされていることが、実は神話的に脚色されている可能性があるということは確かにそうなのでしょう。ウイッテンベルクの95か条の宣言そのものが、事実だったのか?という記述には驚きです。先立つ時代の宗教状態について議論の的になっているという説明の文中で、「中世の『キリスト教的ヨーロッパ』はほとんどキリスト教的ではなかった。ただ単にキリスト教の実践レベルが低かっただけではなく、信仰の基本の理解が貧しかった。キリスト教が民衆の間で達成したことは、せいぜい本質的に異教の信仰・儀式とくにアミニズム、精霊、神通力といった魔術世界への信仰にキリスト教信仰の薄い化粧版を貼っただけだった。」という文章には全く同感でした。もしかすると今の世界の大部分の宗教者の態度もこれに近いかも知れません。

Posted by ブクログ

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