- 中古
- 書籍
- 文庫
松本清張短編全集(06) 青春の彷徨 光文社文庫
定価 ¥691
660円 定価より31円(4%)おトク
獲得ポイント6P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2009/02/20 |
JAN | 9784334745462 |
- 書籍
- 文庫
松本清張短編全集(06)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
松本清張短編全集(06)
¥660
在庫なし
商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
社会派ミステリー作家としての人気を得る前のデビュー直後、多くの短編小説や歴史小説を書いていた頃の松本清張作品集。どの作品も自分の生き方に弱気になってしまった人間たちの苦悩、諦めがテーマ。 「地方紙を買う女」。タイトルはこの短編集一番のカッコよさだが、その内容は締切に追われてとり...
社会派ミステリー作家としての人気を得る前のデビュー直後、多くの短編小説や歴史小説を書いていた頃の松本清張作品集。どの作品も自分の生き方に弱気になってしまった人間たちの苦悩、諦めがテーマ。 「地方紙を買う女」。タイトルはこの短編集一番のカッコよさだが、その内容は締切に追われてとりあえず、書き上げたという印象。この作品を通して、人気作家となった松本清張の苦悩、諦めを感じる。 ベスト作品は短編集タイトルの「青春の彷徨」だろう。心中しようとする男女が死に場所を探して彷徨すると同時に、彼らの心理も生と死の間を彷徨する。しかも、その男女を、死ぬことなんて考えもしない野次馬がああだこうだと語り合う対照が面白い。「死」をエンターテイメント化するミステリー作家の誕生だ。
Posted by
「ひとりの武将」が印象に残った。淡々とした筆致で、戦国時代における、ある生き様を描く。私が戦国武将だったら、彼のように不器用に行動したかも知れない。生まれ持った人間の器が小さければせっかくの熱意や努力もその限度を超えず、自ら台無しにしてしまうのである。誰のせいでもなく自分の宿命と...
「ひとりの武将」が印象に残った。淡々とした筆致で、戦国時代における、ある生き様を描く。私が戦国武将だったら、彼のように不器用に行動したかも知れない。生まれ持った人間の器が小さければせっかくの熱意や努力もその限度を超えず、自ら台無しにしてしまうのである。誰のせいでもなく自分の宿命というものかもしれない。
Posted by
清張の作品には、阿蘇を舞台にしたものがある。 この作品の中の「青春の彷徨」がそうだし、短編全集1に収められている「情死傍観」もそうである。 多分、清張が北九州市生まれだからだろう。 収録作品は、 ・喪失(1956年) ・市長死す(1956年) ・青春の彷徨 ・弱味 ・ひとりの武...
清張の作品には、阿蘇を舞台にしたものがある。 この作品の中の「青春の彷徨」がそうだし、短編全集1に収められている「情死傍観」もそうである。 多分、清張が北九州市生まれだからだろう。 収録作品は、 ・喪失(1956年) ・市長死す(1956年) ・青春の彷徨 ・弱味 ・ひとりの武将 ・捜査圏外の条件(1957年) ・地方紙を買う女(1957年) ・廃物 ・運慶
Posted by