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十の罪業 RED 創元推理文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2009/01/30 |
JAN | 9784488169053 |
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十の罪業 RED
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
マクベインが亡くなったあと、諦めきれずに彼の作品を探していて巡り合った、マクベインが選者の中編小説(ノベラ)アンソロジーの前半。 冒頭を、87分署最後の事件が飾る。「憎悪」 人種問題と思わせて、実は痴話喧嘩がもとでの、凄惨な事件が起こる。 87分署はもともとトリッキーなミステリで...
マクベインが亡くなったあと、諦めきれずに彼の作品を探していて巡り合った、マクベインが選者の中編小説(ノベラ)アンソロジーの前半。 冒頭を、87分署最後の事件が飾る。「憎悪」 人種問題と思わせて、実は痴話喧嘩がもとでの、凄惨な事件が起こる。 87分署はもともとトリッキーなミステリではなく、人の心を描いていると思っているのですが、本作はマクベインの反戦メッセージもはっきり盛りこまれている。かなりストレートに。やっぱり大好きだ! 何度もチャレンジしたのに、全く頭に入ってなかった…ようやく読めました… ドナルド・E・ウエストレイク「金は金なり」 まずい、おもしろいと読み進める。 初めてのドートマンダーもの。犯罪(今回は贋札がらみ)を生業とする側が主役、簡単に騙せると思われてしまっているドートマンダー。結末は主役が勝ちます。犯罪はダメなんですけどね。犯罪者どうしの勝ち負け。フィクション、フィクション! 初めての作家が2人。 1人目ジョン・ファリス「ランサムの女たち」 魅力的なヒロイン、エコーとその上司の軽い会話から始まるこの話が、スケールの大きい連続女性傷害事件(しかもただの傷害ではない…)に関係するなんて…びっくりの展開。 ハッピーエンドではあるけど、もしかしたら…みたいな。エコーの恋人が警官で良かった、というのもあります。こういう都合の良さが苦手な方もいるかも… 2人目シャーリン・マクラム「復活」 時代小説。ただ映像がないと、現代物と錯覚するかもしれない。それに導入部を読み損ねているおそれもある… 人種差別から解放され、権利を得たと思っていたら、実は利用されていただけ…といったことも、重い。そういうことは、今も、いろんな場面である。 …ここまで書いて、ミステリ的要素はなんだったんだろ?と思う。あ、犯罪的要素はたくさん(いろいろな意味で)盛り込まれていたと気づく。お墓に関するエトセトラ…とか。 手放す前に、もう一度眺めよう。 ローレンス・ブロック「ケラーの適応能力」 ローレンス・ブロック、未読…と思っていたら、「18の罪」だけ読んでました。忘れてますが… このケラーに少し心つかまれ(笑)、空きのない読みたいリストにねじ込む必要が… ドットを、なぜかトランスジェンダー女性と思ったりしましたが、トランスではない女性キャラでよいらしい。 さて、本筋について。9.11は、やはりいろいろな人に衝撃を与えてしまったと、また考え込む一作でした。 全体的に4.8くらいで4つ星に。マイナス0.2は、もうマクベインの新作に会えないから… 本書は「RED」。読み終える寸前まで「BLACK」だと思ってました…今は「RED」な話だったと納得(笑) 2009.1.30初版 2020.1.27中古で951円で購入。 今も「RED」は品薄です。
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マクベインが「広義のミステリを書くこと」だけを条件に呼びかけたアンソロジー片割れ。こちらにはマクベインの他にドナルド・E・ウェストレイク、ジョン・ファリス、シャーリン・マクラム、ローレンス・ブロックが収録されている。 八七分署シリーズが大好きなので、個人的にはやっぱりマクベイン...
マクベインが「広義のミステリを書くこと」だけを条件に呼びかけたアンソロジー片割れ。こちらにはマクベインの他にドナルド・E・ウェストレイク、ジョン・ファリス、シャーリン・マクラム、ローレンス・ブロックが収録されている。 八七分署シリーズが大好きなので、個人的にはやっぱりマクベインの作品がこの中ではイイ!と言いたいところだが、実は作品の前に収録されているコメントが一番好きなのだった…。アンソロジーや短編集でよくあるこのコメント、作者の略歴等しか書いてなくてクソツマランときも多々あるけれど、何だか「ちょっとした裏の事情」みたいな、作品以外のニュアンスが入っているところが好きなのだ。なのでマクベイン作品のコメントは、マクベインとエヴァン・ハンターの関係が上品につづってあって大好き!というわけで。 ところであまりにも馬鹿な間違いなのだが、ウェストレイクの「金は金なり」は泥棒ものだったせいか、何故か途中までブロックの作品だと思って読んでしまっていた…気付いてよかった。
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