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悲しみよこんにちは 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2008/12/22 |
| JAN | 9784102118283 |

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悲しみよこんにちは
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商品レビュー
4
429件のお客様レビュー
才能に脱帽
眩しい太陽、南仏の海、松林。煌めく夏に包まれて、少女は想いをめぐらせる。思春期の少女だけに許される、ある種の残酷さと傲慢さ、危うい魅力。それを余すことなく描ききった18歳のサガン……その才能に脱帽。
yui
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
18歳でこんなに色々な立場の人間の感情を表現できるの凄い(特に男の) あぁ…美しくて悲しいものを読んだって感じ たまに「男の心情」みたいなのを書くのが上手い女性作家と出会うけど、18歳って…ただただ凄い
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どんな感情であっても、きちんとあいさつしよう! (笑) すこし前に、三島由紀夫さん『午後の曳航』の感想で、「解説」にフランソワーズ・サガンさん『悲しみよこんにちは』について書いてあったと教えていただきました。 『午後の曳航』の解説を確認、久間十義さんでした。 みると久間さ...
どんな感情であっても、きちんとあいさつしよう! (笑) すこし前に、三島由紀夫さん『午後の曳航』の感想で、「解説」にフランソワーズ・サガンさん『悲しみよこんにちは』について書いてあったと教えていただきました。 『午後の曳航』の解説を確認、久間十義さんでした。 みると久間さんが二十代に初めて読んだときの感想が「古典悲劇的」と感じられたそうで、「・・・、意地悪く言えばサガンの『悲しみよこんにちは』の男女を取り違えた変形バージョンであり、・・・」(p216)、と書かれています。特に比較はされていないようでした。 それでは、わたしが片寄った考えで比べましょう。 主人公を比べます。『午後の曳航』は中学一年生13歳男子「登(のぼる)」、『悲しみよこんにちは』は17歳の女性「セシル」、男女は逆ですね。 同じかな、似ているなと思うものをあげます。 ひとつは、大人の「正しさ」や「考え」を押しつけられることへの反発でしょうか。 二つ目、「計画」かな。セシルの計画はコメディ、ちびまるこちゃん的ですけど。 三つめは、両作品とも家族の物語になっているところです。 『悲しみよこんにちは』は、セシルと父親、そして、父親をとりまく女性たちで「家族」だと思いました。 わたしには、アンヌ隊員も含め、みな「ダメダメ」な気がします。まとめて「ダメダメ一家」です。 次に、『午後の曳航』です。登と母親と航海士で家族です。こっちも、主人公の登からみると「ダメダメ一家」です。 同じ「ダメダメ一家」なのですが、主人公の立ち位置が逆なんです。 『午後の曳航』の登は「ダメダメはダメダメ少年団」の一員です。登やほかの団員は「ダメダメ」を許しません。 一方、『悲しみよこんにちは』のセシルは「ダメダメ上等!」のダメダメ姉さんです。 ということで、似てはいるんだけどちょっと違うように思いました。当たり前ですね。(笑) 出版年数とかも書いておきます。サガンさんのほうが古いんです。 ・フランソワーズ・サガン 18歳 『悲しみよこんにちは』1954年 ・三島由紀夫 38歳 『午後の曳航』1963年 『悲しみよこんにちは』で、強く印象にのこったのは、「文章のカッコよさ」ですね。マネしたくなる気持ちが高まります。でも、田舎のジジイには永遠にムリかなー。 とにかく、カッコよい文章でダメダメ上等!が書かれているように思いました。 これは「ダメダメ宣言」と言ってよいのではないでしょうか。自分はダメダメで生きていくと力強く語っています。 古い秩序からみればダメダメな自分だけど、そこから自由になって、どんなに傷が残ろうが、ダメダメで生きていくぞ、そんな18歳の宣言だと思いました。 わたしもダメダメなひとなので、とっても共感します。 たぶん、サガンさんの18歳の宣言は、彼女の人生をたどることで、答え合わせできるんじゃないかなと思いました。
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