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悲しみよこんにちは 新潮文庫
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悲しみよこんにちは 新潮文庫

フランソワーズサガン【著】, 河野万里子【訳】

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悲しみよこんにちは 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/12/22
JAN 9784102118283

悲しみよこんにちは

¥693

商品レビュー

4

384件のお客様レビュー

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2010/01/15

才能に脱帽

眩しい太陽、南仏の海、松林。煌めく夏に包まれて、少女は想いをめぐらせる。思春期の少女だけに許される、ある種の残酷さと傲慢さ、危うい魅力。それを余すことなく描ききった18歳のサガン……その才能に脱帽。

yui

2025/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて読んだのが高校1年の夏とかで、それ以来、毎年夏にこの小説のことを思い出していた。 コーヒーと一緒にオレンジを丸かじりするシーンがやけに印象に残っていて真似っこするんだけど思ってたのと違う、を夏が来る度に繰り返してる。 セシルの父譲りの自由奔放さに憧れたり、フランスのヴァカンスに憧れたり、この作品は小説としてより映画的なアイコンとして私の中に君臨している。 セシルの万能感やわがままっぷりが可愛くてたまらなかった。 父親の子供らしさやいい加減なところもキャラクターとしてチャーミング。 親子共々の子供らしさが素敵なんだけど、それがこの物語の悲劇の輪郭を強くしている。 セシルの言動によって周りの人間が変化していくことに少しの恐怖や不安を感じるのがリアル。 人を愛で弄んではならない、教訓です。 ラスト、セシルからシリルに対しての「この人を愛したことは一度もなかった(中略)この人が与えてくれた快楽は、たしかに愛した」という文章を初めて読んだとき衝撃で身体がびりびりしたのを覚えている。 ラストまで読んだときこの一文を読むとやっぱりびりびりするし、この一文を読む為だけにこの作品を読んでるまである。 それくらい強い印象を残した一文。

Posted by ブクログ

2025/11/10

重苦しくて、身が切られるようで、空虚で投げやりな気分にさせるのに、滑らかで冷たい爽やかさと静けさを持つ作品。

Posted by ブクログ