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悼む人

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商品詳細
内容紹介 | 亡くなった人「悼む」ために、全国を放浪する坂築静人と、人を信じることが出来ない蒔野が、北海道で出会う。蒔野は、静人の化けの皮を剥ごうと、彼の身辺を調べ始める。静人は、夫殺しの罪を償い出所した奈義倖世と行動を共にしていた。その頃、静人の母・巡子は末期癌を患い、静人の妹・美汐は別れた恋人の子供を身籠っていた。善と悪、愛と憎しみ、生と死が渦巻く人間ドラマが繰り広げられる。 |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/11/30 |
JAN | 9784163276403 |


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商品レビュー
3.9
441件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誰に愛されていたか、誰を愛していたか、誰に感謝されていたか、この3つが死者を覚えておける問いというのが印象的だった。最後まで自宅に帰らなかったのは親不孝ものだと叱りたい。(帰ったっけ?記憶が曖昧)
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葬儀に携わる「おくりびと (納棺師)」ではなく、「悼む(いたむ)人」。日ごろいたむ事もないし、読み方も怪しかったこの言葉だが、本書でよく馴染んだ。という軽口はさておき、亡くなった人を思ったり悔やんだりする言葉、つまり、死後への関わり、という事だ。全国を放浪しながら、死者を悼む旅を...
葬儀に携わる「おくりびと (納棺師)」ではなく、「悼む(いたむ)人」。日ごろいたむ事もないし、読み方も怪しかったこの言葉だが、本書でよく馴染んだ。という軽口はさておき、亡くなった人を思ったり悔やんだりする言葉、つまり、死後への関わり、という事だ。全国を放浪しながら、死者を悼む旅を続ける「悼む人」。自らとは無関係の人生を送ったあらゆる人に捧げる「悼む行為」が様々なドラマを生む。 死人に口なし、という言葉がある。故人がどのような人間であったか、我々はそれぞれの記憶で解釈して死者を思う。善人であったか、悪人であったか。故人に限らず、単に自分自身との思い出の中で、良い行いを目撃したかどうか、体験したかどうかの印象の積み重ねに過ぎないのかもしれない。例えば、事件を起こしたような犯人は、その印象によって、悪人として記憶付けられるものだが、案外、人間の認知なんて単純で、「良い事」と「悪い事」のイメージを自然と足し引きし、人を判断している。その行為の特別性や自分との距離感、ギャップで印象を倍加したりしながら。 赤の他人を悼む行為は、本来、故人の身内に寄り添って行われるべきで、実は「残された人」のために行われるのかもしれないと思う。行為そのものは神聖な感じもするが、身体的行為がなければ成り立たないものなのか、心の中でそっと悼んでも良さそうなものだ。この奇妙な行為については、物語の中でも賛否あるという扱いで展開されるので、読んでのお楽しみで。 それにしても、本書の中で多くの死生観に触れ、物語でしか表現できない複雑な感情表現というのがあるのだと改めて感じた。
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「悼む人」ずっと本棚に置いてあったけどなかなか読めず、年末年始にやっと読了。 何とも言えない気持ちになった。悼む人、誰を愛し、誰を愛して、どんなことをして人に感謝されたのかをできる限り胸に残そうとする人。 静人はどんな気持ちでずっとずっと亡くなった人たちを思って日本中を回っていた...
「悼む人」ずっと本棚に置いてあったけどなかなか読めず、年末年始にやっと読了。 何とも言えない気持ちになった。悼む人、誰を愛し、誰を愛して、どんなことをして人に感謝されたのかをできる限り胸に残そうとする人。 静人はどんな気持ちでずっとずっと亡くなった人たちを思って日本中を回っていたのか。 誰にでも訪れる死だからこそどう向き合うのか…自分と関係のない所で訪れている死がたくさんあることも改めて感じさせられ、とても考えが深くなる作品だった。
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