• 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

悼む人

天童荒太【著】

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥1,780

¥220 定価より1,560円(87%)おトク

獲得ポイント2P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

5/20(月)~5/25(土)

商品詳細

内容紹介 亡くなった人「悼む」ために、全国を放浪する坂築静人と、人を信じることが出来ない蒔野が、北海道で出会う。蒔野は、静人の化けの皮を剥ごうと、彼の身辺を調べ始める。静人は、夫殺しの罪を償い出所した奈義倖世と行動を共にしていた。その頃、静人の母・巡子は末期癌を患い、静人の妹・美汐は別れた恋人の子供を身籠っていた。善と悪、愛と憎しみ、生と死が渦巻く人間ドラマが繰り広げられる。
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/11/30
JAN 9784163276403

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

5/20(月)~5/25(土)

商品レビュー

3.9

437件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/04/23

用水路から遺体が発見されて〜とかいうニュースを聞くと気持ちが暗くなるが、そういう隣り合わせの死を知りながら毎日楽しく生きていることへの後ろめたさを静人が代弁してくれた。死への恐怖の本質=死の無個性化なんですよね。死者何人、みたいに数にさせられて忘れ去られるのは虚しい。 静人のよう...

用水路から遺体が発見されて〜とかいうニュースを聞くと気持ちが暗くなるが、そういう隣り合わせの死を知りながら毎日楽しく生きていることへの後ろめたさを静人が代弁してくれた。死への恐怖の本質=死の無個性化なんですよね。死者何人、みたいに数にさせられて忘れ去られるのは虚しい。 静人のように行動に移すことはできないけれど、心の中でそっと誰かの死を悼める人間になりたいと思った。 ちょっと納得いかなかったのは、注目されない人の死を覚えたいとか言う割にニュースや新聞で報道される死を訪ね歩いていたこと。一軒一軒家を回って亡くなったご先祖を悼むのじゃだめなのかい。 あと、静人ママのキャラクターがあんまり好かなかった……奈義さんが夫を殺した事の解釈の話もなんだか理解が追いつかなかった……ということで星は4つに。

Posted by ブクログ

2024/01/31

全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける静人。静人を関わる周囲の人物の視点で物語が展開していく。さまざま死生観が匂い立つようだ。まだまだ人生中途の静人が未熟であることは仕方ない部分もあるけれど、静人の求めるもの、行き着く先が共感できなかった。

Posted by ブクログ

2023/11/19

長くて長くて、なんだか、読み終わった後にある、いつもの感情が巡るような感覚とは別に、主人公と共に苦行を行っていたような妙な疲労感があった。そういう意味では面白い読書体験だった。 あと、読み終わってから思ったのは、率直に作者の我慢強さみたいな強固な姿勢をすごく感じた。読み手にとって...

長くて長くて、なんだか、読み終わった後にある、いつもの感情が巡るような感覚とは別に、主人公と共に苦行を行っていたような妙な疲労感があった。そういう意味では面白い読書体験だった。 あと、読み終わってから思ったのは、率直に作者の我慢強さみたいな強固な姿勢をすごく感じた。読み手にとっても読書としては重い部類のストーリーなのに、書き手はこの重い物語について何倍もの時間向き合っていたのだろうと想像すると、なんていうか、気が遠くなるような気持ちになった。そういう意味で、というか、色んな意味で、なんかすごい。 それから、この本の表紙はすごく不気味だよ、

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品