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天童荒太【著】

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商品詳細

内容紹介 亡くなった人「悼む」ために、全国を放浪する坂築静人と、人を信じることが出来ない蒔野が、北海道で出会う。蒔野は、静人の化けの皮を剥ごうと、彼の身辺を調べ始める。静人は、夫殺しの罪を償い出所した奈義倖世と行動を共にしていた。その頃、静人の母・巡子は末期癌を患い、静人の妹・美汐は別れた恋人の子供を身籠っていた。善と悪、愛と憎しみ、生と死が渦巻く人間ドラマが繰り広げられる。
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/11/30
JAN 9784163276403

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商品レビュー

3.9

439件のお客様レビュー

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2024/11/18

年齢を重ねるたびに、悼む人が心にひっかかる。 最後は言葉より悼む気持ちしかないのでは… また年数が経過したらどんな考えや感じ方になるか読みたくなる本。 ぜひ〜

Posted by ブクログ

2024/11/13

だいぶ前に読了し、再読したいなぁと思いながらも、読むのに気力と体力がいる。 生きている人にも亡くなった人にもそれぞれの生き方や人生や家族がいる。当たり前の事をとても痛切に突きつけられる。「祈る」ではなく「悼む」ことをテーマにしているところに作者の謙虚さのようなものを感じる。天童作...

だいぶ前に読了し、再読したいなぁと思いながらも、読むのに気力と体力がいる。 生きている人にも亡くなった人にもそれぞれの生き方や人生や家族がいる。当たり前の事をとても痛切に突きつけられる。「祈る」ではなく「悼む」ことをテーマにしているところに作者の謙虚さのようなものを感じる。天童作品の表紙の船越桂さんの彫刻が作品の崇高さや静謐さのようなものをよく表しているなぁと常々思う。

Posted by ブクログ

2024/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

悼む人 やはり天童氏の小説は重い。 今回は完成までに8年間を要したようです。天童氏の執筆方法を読んだことがありますが、小説の中の人の気持ちになるように自分を追い込むのだそうです。真偽のほどはさておき、細やかな登場人物の心の動きが良く表現されていて、そういった執筆方法をとっているということもさもありなんと思えてしまいます。 直木賞の受賞でいろいろなメディアで内容は紹介されていると思いますが、人の死をただ悼む主人公の旅を縦糸に例えると、母親の闘病が横糸に、雑誌記者のエピソードがそれを彩る刺繍ということになると思います。 ☆を満点の5つとしなかったのは、竹蔵が勝手に「永遠の仔」のような意外な真実のサプライズを期待してしまったことによります。 人生を哲学したい人、せわしない毎日の中でちょっと立ち止まって考えて見たい人、そして読書が好きな人にはお奨めします。 竹蔵

Posted by ブクログ