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カレワラ(上) フィンランド叙事詩 岩波文庫
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カレワラ(上) フィンランド叙事詩 岩波文庫

リョンロット(著者), 小泉保(著者)

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カレワラ(上) フィンランド叙事詩 岩波文庫

定価 ¥1,254

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1977/01/01
JAN 9784003274514

カレワラ(上)

¥1,100

商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2023/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

乙女と結婚するためふたりの男が奮闘している話。結婚させるかわりにとかぐや姫のようにこれを持ってきたら、とかこれをやってくれたら、とか色々親が命じてきてそのたびに乗り越えて乗り越えてやっとひとりは結婚することに。 結婚するとここまで嫁は擦り切れてしまうことをうたっている部分はとても恐ろしく。でも少し前の日本は女中のように日々を過ごしていたのは少なくなかっただろうと思ったり。下巻は結婚生活の話になるのでしょうか。

Posted by ブクログ

2023/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

19世紀初頭に採集・編纂されたフィンランドの民族叙事詩『カレワラ(Kalevara)』の日本語訳。フィンランド各地にて歌い継がれてきた民族歌謡を集成し後のフィンランド独立運動の象徴にもなったこの一大叙事詩を、詳細な解説と共に全訳する。上下巻の上巻となる本書では、第1章から第24章まで(天地創造から鍛冶イルマリネンとポホヨラの娘との婚礼儀礼まで)を収録する。 本書は、フィンランドの叙事詩『カレワラ』の邦訳である。フィンランド民族主義の機運高まる19世紀初頭、民俗学者エリアス・リョンロットの手で世に出されたこの作品は、フィンランドやカレリア各地にて伝承されてきた民俗歌謡を一つの叙事詩として編纂したものである。フィンランド文学の傑作にして、エストニアの『カレヴィポエク』などの各地の民族叙事詩編纂にも影響を与えたこの叙事詩を、本書は韻文調の格調高い口語訳にて全訳する。また、詳細な注記を付すと共に各章の内容や時代背景などの解説についても巻末に収録している。 内容についての感想は下巻レビューに載せるとして、本書を読んで最も驚いたのは「『カレワラ』の物語は実際に伝承されたフィンランドの神話・伝説とイコールではない」という解説である。先にも述べた通り、『カレワラ』はフィンランドやカレリア各地の民俗歌謡を一つの叙事詩にまとめ上げたものである。もとより異なる叙事詩のサイクル(主題)にある無数の物語を一つの叙事詩に纏め上げるにあたって、編者たるリョンロットは内容の改編や組み換え、或いは物語群を繋ぐ箇所を創作するなどの措置を施している。例えば本書の最初を飾る「英雄ワイナミョイネンを孕んだ大気の娘イルマタルが、宇宙の卵を膝に頂く」という物語は本来外ならぬワイナミョイネン自身が行っていたことであるし、下巻にて歌われる悲劇の勇士クッレルボの物語は元々鍛冶イルマリネンらの物語とは全く別の系統にあるものであった(ついでに言うと、クッレルボの物語のラストも本来別の名前の主人公の物語から引いてきたものである)。訳者は解説にて「神話学的民俗学的的資料として利用する場合、(中略)慎重にその原型を探り出して行かないと意外な見当違いをする可能性がある。」(p431)と注意を促しているが、ある意味『カレワラ』はフィンランド神話の「再話文学」ともいえる存在であると感じられた。(なお、『カレワラ』中の各々の内容がどの原詩に依っているのか、またリョンロットの創作部はどこなのかについては注記にて示されているので、個人的にはとても有り難かった)

Posted by ブクログ

2019/02/05

原書名:Kalevala 編者:エリアス・リョンロート(Lönnrot, Elias, 1802-1884、フィンランド、著作家) 訳者:小泉保(1926-2009、静岡県、言語学者)

Posted by ブクログ

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