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群島-世界論
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群島-世界論

今福龍太【著】

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群島-世界論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2008/11/21
JAN 9784000226219

群島-世界論

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商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2016/02/19

http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10075771

Posted by ブクログ

2013/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

        -20090527 群島とは、大陸的なるもの-近代国家や国語-の対極にある思考の一つの原理であり、制度的支配秩序の外部または裏面としての、時間・政治・言語の混淆した多様性を意味する。著者は、大陸的なるものに根ざすのではなく、海の潮流に身を委ねるように、群島的想像力により世界のVisionを反転させてみせる、独創的な文学論であり、J.ジョイスや島尾敏雄、D.ウォルコット、或いはカリブ海のクレオール詩人やゲール語で書くアイルランドの詩人たち、それらの文芸作品、遠く隔たった地で語られ書かれた言葉同士が、縦横に結ばれ共振する。

Posted by ブクログ

2011/09/24

近代より支配的となった、所有と契約に統らべられた大陸の論理を反転させた、贈与と信頼に基づく群島の世界観を綴った書物。 ジェームズ・ジョイス、ラフカディオ・ハーン、島尾敏雄、カリブの詩人達といった群島的な世界観を持った作家の、著作や生涯を辿りながら、群島の世界図を作成しようとする壮...

近代より支配的となった、所有と契約に統らべられた大陸の論理を反転させた、贈与と信頼に基づく群島の世界観を綴った書物。 ジェームズ・ジョイス、ラフカディオ・ハーン、島尾敏雄、カリブの詩人達といった群島的な世界観を持った作家の、著作や生涯を辿りながら、群島の世界図を作成しようとする壮大な試みが展開される。 詩的でイマジナリーな記述は、とてもスリリングかつ魅力的。 文体がかなり修辞的で入り組んでいるのと、500頁近い大著なので、時間と気の長さがある人向きの本です。

Posted by ブクログ

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