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サリンジャー選集(3) 倒錯の森(短編集Ⅱ)
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サリンジャー選集(3) 倒錯の森(短編集Ⅱ)

J.D.サリンジャー(著者), 刈田元司(訳者), 渥美昭夫(訳者)

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サリンジャー選集(3) 倒錯の森(短編集Ⅱ)

定価 ¥1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 荒地出版社
発売年月日 1968/11/30
JAN 9784752100027

サリンジャー選集(3)

¥1,210

商品レビュー

4.3

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2025/11/02

彼は君が好きで、冷たいから、結婚してはならない理由を考えることができないのさ。 良い!けど倒錯の森だけ翻訳の人が苦手で、この話だけ微妙だった。こういう展開になるだろうな、とわかったし。日本語が変でそのままだし。 第2巻が戦争を扱った作品が多く身構えていたのだけど、第3巻は割と...

彼は君が好きで、冷たいから、結婚してはならない理由を考えることができないのさ。 良い!けど倒錯の森だけ翻訳の人が苦手で、この話だけ微妙だった。こういう展開になるだろうな、とわかったし。日本語が変でそのままだし。 第2巻が戦争を扱った作品が多く身構えていたのだけど、第3巻は割と大丈夫でした。 最も、2巻でベーブからマティへの言葉こそ最高だし、ヴィンセントも素敵すぎたけど。 ブルー•メロディが好きかな。 大人なりの優しさ、子供なりの優しさが創る優しい世界が現実に負けてしまう。 ヴァリオーニ兄弟もさらっと登場。 芸術を愛し芸術に愛された人が、現実に負けてしまうというテーマは、書店で売られているサリンジャー作品の中にはなかなか無いと思う。こういう、出回っていない初期短編集にだけしか見られない。 本質と偽善の対比に昇華されていて、芸術、という視点から離れているような。 美しく弱いもの(怪異)が、醜く俗っぽいもの(人間)に負ける、という鏡花の作品の対比と同じで、私は好き。 最近考えを改めたのは、怪異が人間に負けるのは古い時代の象徴で人々が忘れようとしたから。 お化けが消えてゆく明治時代だから、鏡花はこんな作品たちを残したのかな、と。 サリンジャーは詩や音楽に美しく弱いもの、を託し美しい作品を残した。ただでは負けるだけではなく、じたばたする、たとえ無駄であっても、足掻きたい。 つまり人への思いやりだってほとんどの場合無駄になる。でも、だから何だって言うんだ? そんな姿勢があるから、悲しいだけじゃなくてこころが温かくなる作品が多い。 そして何よりストーリーの組み立てが上手。

Posted by ブクログ

2017/01/15

五つの短編が含まれているが、何といっても「倒錯の森」が素晴らしい。 (この「倒錯の森」だけは、中編といってもいい長さではある。) こんな小説が書けたら死んでもいい。 あるいは死ぬときはこんな小説を読んでいたい。 というくらい。 壊れた詩人と、その詩人に壊される女の話。 「荒...

五つの短編が含まれているが、何といっても「倒錯の森」が素晴らしい。 (この「倒錯の森」だけは、中編といってもいい長さではある。) こんな小説が書けたら死んでもいい。 あるいは死ぬときはこんな小説を読んでいたい。 というくらい。 壊れた詩人と、その詩人に壊される女の話。 「荒地ではなく 木の葉がすべて地下にある 大きな倒錯の森なのだ」 サリンジャーの物語はいつも「俗世」と「そうではないどこか純粋な世界」とが出てくる気がする。 あらすじがどうこうよりも、小説から発せられる光でぐいぐい読み進めさせる。 文章の密度が高くなく、少しの「すき間」が文章にあり、そこから発せられる木漏れ日のような光。 思春期のせつない記述から始まり、大人になって少しずつ壊れていく人間達。その崩壊には思春期のせつない記憶が多大に影響している。 俗世間では「精神的に壊れている」と呼ばれる芸術家達。しかしそれを「壊れた」と呼ぶのは果たして正しいのかな? お風呂で読んでて「まだ読みたい、まだ読みたい」となって、お風呂からなかなか出られない、そんな本だった。 そして読み終えたことがさみしくなる、まだまだ読んでいたい本だった。

Posted by ブクログ

2012/02/27

これで,とりあえず日本語で書かれているサリンジャーは制覇. サリンジャーに関してはもはや書きすぎたので,もう書かなくてよいかと思う. ライ麦畑でつかまえて,が一番有名なのだけれど,グラース・サーガのシリーズの方がずっとよいと思う.ちなみに村上春樹のキャッチャーインザライは論外.台...

これで,とりあえず日本語で書かれているサリンジャーは制覇. サリンジャーに関してはもはや書きすぎたので,もう書かなくてよいかと思う. ライ麦畑でつかまえて,が一番有名なのだけれど,グラース・サーガのシリーズの方がずっとよいと思う.ちなみに村上春樹のキャッチャーインザライは論外.台無し.

Posted by ブクログ