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サリンジャー選集(3) 倒錯の森(短編集Ⅱ)
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サリンジャー選集(3) 倒錯の森(短編集Ⅱ)

J.D.サリンジャー(著者), 刈田元司(訳者), 渥美昭夫(訳者)

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サリンジャー選集(3) 倒錯の森(短編集Ⅱ)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 荒地出版社
発売年月日 1968/11/30
JAN 9784752100027

サリンジャー選集(3)

¥1,320

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2017/01/15

五つの短編が含まれているが、何といっても「倒錯の森」が素晴らしい。 (この「倒錯の森」だけは、中編といってもいい長さではある。) こんな小説が書けたら死んでもいい。 あるいは死ぬときはこんな小説を読んでいたい。 というくらい。 壊れた詩人と、その詩人に壊される女の話。 「荒...

五つの短編が含まれているが、何といっても「倒錯の森」が素晴らしい。 (この「倒錯の森」だけは、中編といってもいい長さではある。) こんな小説が書けたら死んでもいい。 あるいは死ぬときはこんな小説を読んでいたい。 というくらい。 壊れた詩人と、その詩人に壊される女の話。 「荒地ではなく 木の葉がすべて地下にある 大きな倒錯の森なのだ」 サリンジャーの物語はいつも「俗世」と「そうではないどこか純粋な世界」とが出てくる気がする。 あらすじがどうこうよりも、小説から発せられる光でぐいぐい読み進めさせる。 文章の密度が高くなく、少しの「すき間」が文章にあり、そこから発せられる木漏れ日のような光。 思春期のせつない記述から始まり、大人になって少しずつ壊れていく人間達。その崩壊には思春期のせつない記憶が多大に影響している。 俗世間では「精神的に壊れている」と呼ばれる芸術家達。しかしそれを「壊れた」と呼ぶのは果たして正しいのかな? お風呂で読んでて「まだ読みたい、まだ読みたい」となって、お風呂からなかなか出られない、そんな本だった。 そして読み終えたことがさみしくなる、まだまだ読んでいたい本だった。

Posted by ブクログ

2012/02/27

これで,とりあえず日本語で書かれているサリンジャーは制覇. サリンジャーに関してはもはや書きすぎたので,もう書かなくてよいかと思う. ライ麦畑でつかまえて,が一番有名なのだけれど,グラース・サーガのシリーズの方がずっとよいと思う.ちなみに村上春樹のキャッチャーインザライは論外.台...

これで,とりあえず日本語で書かれているサリンジャーは制覇. サリンジャーに関してはもはや書きすぎたので,もう書かなくてよいかと思う. ライ麦畑でつかまえて,が一番有名なのだけれど,グラース・サーガのシリーズの方がずっとよいと思う.ちなみに村上春樹のキャッチャーインザライは論外.台無し.

Posted by ブクログ

2011/07/09

あまり陽の目に当たらない作品集なんだけども なんというかサリンジャーの中で一番人間味の溢れてるんじゃないかと思う 特に良かったのが『ブルー・メロディ』

Posted by ブクログ

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