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光の場、電子の海 量子場理論への道 新潮選書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/10/24 |
JAN | 9784106036224 |
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光の場、電子の海
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
「場」の理論がようやく(少し)腑に落ちた。序盤の三段跳びが難しく、理解しがたいのが残念だ。思考の軌跡をたどるのが常套手段だとしても、それは天才の発想を常人がそれなりに想像できるからであって、それを超えてしまうとお手上げ状態になってしまう。
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粒子から場の理論への発展史。それぞれの学者の思考の跡を辿りながら、その卓越性、限界を鮮やかに描いてくれている。巻末に原著論文一覧が掲げられているのが、すごい。今まで想像の域を出なかった理論物理学のあり様が初めて分かった感じがする。見通しがついたのが楽しかった。数式の意味は大学教養...
粒子から場の理論への発展史。それぞれの学者の思考の跡を辿りながら、その卓越性、限界を鮮やかに描いてくれている。巻末に原著論文一覧が掲げられているのが、すごい。今まで想像の域を出なかった理論物理学のあり様が初めて分かった感じがする。見通しがついたのが楽しかった。数式の意味は大学教養レベルの物理的な知識がないと何が書いてあるかすら分からないでしょうが。
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著者は東大で物理の博士号を取った後、非常勤講師などをしながら本を書いている方。科学哲学や科学史などで研究をしているそうである。本書は物理の専門知識のない人向けに量子場理論をわかりやすく解説することを試みたとのこと。量子力学から場の量子論、そして標準模型、超弦理論まで、歴史的経緯を...
著者は東大で物理の博士号を取った後、非常勤講師などをしながら本を書いている方。科学哲学や科学史などで研究をしているそうである。本書は物理の専門知識のない人向けに量子場理論をわかりやすく解説することを試みたとのこと。量子力学から場の量子論、そして標準模型、超弦理論まで、歴史的経緯を細かく交え解説しています。 量子力学史としてはおもしろかったのですが、肝心の場の量子論は難しくてなんだかよくわかりませんでした。あと、縦書きの文書に混じった数式は読みにくい!縦書きで書いて欲しかった。しかしながら、量子場の理論では、"世界の見え方は、空虚な空間内部を原子が運動するという19世紀的なものとは全く異なってくる”そうで、もっと知りたい、と非常に興味を持ちました。勉強していきたいものです。 ”現在でも、一般の人は、19世紀的な原子論とそれほど変わらない世界像を持っているだろう”とのことですが、そのとおりでしょうね。私もそうです。さすがに電子などがボールのような単純な粒子のようなものとは思っていませんが、それでも空間の中になにかがある、というイメージを持っています。しかしながら、量子場の理論では、”空虚な空間すら前提としてない”そうです。量子場が空間的な広がりも作り出すそうです。なんだかよくわかりませんが、おもしろそうです。こういう興味を喚起する副読本、重要ですね。
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