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委員物語 プレイバックへようこそ 2 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店 |
| 発売年月日 | 1991/12/10 |
| JAN | 9784041740064 |
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委員物語
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タイムカプセルを開けたみたい。 氷室冴子さんの声が聞こえてくるようで、なつかしいというのにとどまらず、彼女が考えていたことに頭を下げたくなる気持ちにもなります。 「与える側と、受けとる側という、明確な線引きをしておいて、おゼゼとひきかえに、受けとる側にあらゆるものを与えながら...
タイムカプセルを開けたみたい。 氷室冴子さんの声が聞こえてくるようで、なつかしいというのにとどまらず、彼女が考えていたことに頭を下げたくなる気持ちにもなります。 「与える側と、受けとる側という、明確な線引きをしておいて、おゼゼとひきかえに、受けとる側にあらゆるものを与えながら、未来のビジョンだけは決して与えず、その結果、茫漠とした不安状態におくことで、ヒステリックな消費行動に走らせるという陰謀が、いつか、どこかで企まれちゃったんじゃないのか、という気がする。」 「'80年代から今('90年頃?)は、女たちの高度成長期だったというのです。・・・がんばれば、明日はもっとすばらしい。もっとお金も手にできて、そのお金で手にいれられるブランド品のかずかずが、ウィンドーごしに、雑誌のページに輝いている。・・・そうして今、その高度成長もまた、オトーサン世代のときと同じように、カゲリが出てきているのではないかー・・・」
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ジブリ作品【海が聞こえる】の作者のエッセイ集 大人が自分の昔を振り返るときの見方を妙に冷静に見てしまう自分がいたことを覚えている 大人になった今、それがわかるようになった自分もいたり・・ 一服の清涼剤的一冊
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氷室冴子のヒロインはいつも戦っていたように思う。 どうしようもない片思いとか、時の権力者とか、ジェンダーや過去のトラウマやコンプレックスやしきたりや、結婚というシステムとか。 全力で抵抗し、最後まで泣き寝入りしない。 それは氷室冴子氏の作家人生と通じるものがある。 今でこそ定番と...
氷室冴子のヒロインはいつも戦っていたように思う。 どうしようもない片思いとか、時の権力者とか、ジェンダーや過去のトラウマやコンプレックスやしきたりや、結婚というシステムとか。 全力で抵抗し、最後まで泣き寝入りしない。 それは氷室冴子氏の作家人生と通じるものがある。 今でこそ定番となった平安時代のお姫様の主人公も当時としては冒険だったし、第一少女小説そのものがとてもランクが低いものとして軽視されていたものを、一つの大きなジャンルに成長させたのは彼女の功績が大きい。 彼女のプロットのおもしろさにごまかされがちだが、なぎさボーイや海がきこえるにおける思春期の心の揺れや痛みのある美しさは、『少女小説』でならではのものであり、ほかの多くのラノベ少女小説家と少し肌合いが違うところだった。 そんな彼女の子供のころの思い出を紐解いたエッセイは、以前の『冴子の東京物語』に比べるといささか散文的ではあるものの、その片鱗を見ることができる。 きつい口調で自分の不利になること、自分の青さも苦く振り返りながらつづっている。正直者と言うより、これが自分だ、と開き直りに近い潔さでさらけ出している。 現在のネット社会なら彼女のこのテンションの高いエッセイはかっこうの餌食になり、「やな女」「ワガママ」とか嬉しそうに貶めるんだろうなぁと思いますが、そんな悪評にもきっと彼女は立ち向かうのかもしれない。 内容は昭和生まれの私でもついていけないピーターのデビューのころの話や石油ストーブが来た日のばたばたなどかなり古い時代のよもやま話で今の人には逆に新鮮かもしれません。 学級委員の図書委員になれなかった悲哀は個人的に身につまされました。 本なんか全然読まない人が楽だからとかで図書委員になって、本の虫だった私が何の因果か学習委員かなにかを押し付けられていたよ。しかも受験シーズンになったら内申書狙いでかつて私に委員をおしつけていた奴らが立候補するという、せちがらい話だった。 氷室さんが初恋の男の子にシナを作っていた優等生と喧嘩する話はすごいなたくましいな、と自分の小学生時代と比べてびっくりしましたけれど、まさに彼女の小説にでてきそうで笑ってしまいました。 氷室冴子さんのあとがきをなつかしく思い出せるエッセイ集でした。
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