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月曜物語 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 1997/05/19 |
| JAN | 9784003254233 |
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月曜物語
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41の掌編からなる。 冒頭が有名な「最後の授業」。舞台はアルザス地方の小学校。明日からここはドイツになって、授業はドイツ語で行なわれる。先生も去る。彼は「フランス万歳!」と板書する。しかし、アルザスの固有の言語はアルザス語。アルザスは戦争のたびに、ドイツになったり、フランスになっ...
41の掌編からなる。 冒頭が有名な「最後の授業」。舞台はアルザス地方の小学校。明日からここはドイツになって、授業はドイツ語で行なわれる。先生も去る。彼は「フランス万歳!」と板書する。しかし、アルザスの固有の言語はアルザス語。アルザスは戦争のたびに、ドイツになったり、フランスになったりした。愛国心を掻き立てる作品とされてきたが、別の読み方もできる。 トリをつとめるのが「盲目の皇帝」。これだけでも読む価値がある。シーボルトと日本のことが書いてあるからだ。主人公は、パリのビアホールでシーボルトと知り合いになり、日本のこと、なかでも「盲目の皇帝」という悲劇に好奇心を掻き立てられる。しかし、後日その内容を送ってくれるというシーボルトの約束は果たされず、痺れをきらしたドーデは、彼を訪ねてミュンヘンまで行くのだが…… ドーデがパリに逗留していたシーボルトと知己になったというのはほんとうだ。しかし、ミュンヘンまで訪ねてゆくのはフィクション。シーボルトは、『江戸参府紀行』のなかで観劇した歌舞伎に言及している。「盲目の皇帝」とは、歌舞伎の『妹背山』、天智天皇の話。 パリのビアホールで日本のことを熱く語る70歳のシーボルトと、それを熱心に聞き入る25歳のドーデ。目に浮かぶようだ。
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主に普仏戦争とパリ・コミューンの時代を庶民の暮らしの視点から断片的に書いた短編集。有名な「最後の授業」が収められている。面白いのは「タラスコンの防禦」である。皇帝の軍隊が破れたので、南仏の田舎町タラスコンでも町を守ろうとするが、まず組織したのは合唱隊、町のカフェーなどがゴテゴテと...
主に普仏戦争とパリ・コミューンの時代を庶民の暮らしの視点から断片的に書いた短編集。有名な「最後の授業」が収められている。面白いのは「タラスコンの防禦」である。皇帝の軍隊が破れたので、南仏の田舎町タラスコンでも町を守ろうとするが、まず組織したのは合唱隊、町のカフェーなどがゴテゴテとがらくたを集めて、「ウチは占領不能だ」などとぶち上げたり、なんとなくほほえましい。国民兵も組織され、戦場へいく「野ウサギ隊」と町を守る「家ウサギ隊」に分かれるが、「野ウサギ隊」は女の子にチヤホヤされて得意げ。いつまでたっても出陣の命令が来ないから、将軍が軍令部にいってみると、格好をつけていた「野ウサギ隊」の面々が身体の不調やら何やらを訴えて、出陣不能の陳情をしていた話。他にもパリがプロシア軍に包囲されているのに国民兵主催の演劇が行われていたり、まじめに戦争しようとしていない。フランス人は面白い。パリジャンは「政治が好きなのではなく、政治で起こる騒ぎ」が好きなんだそうだ。タラスコンの暢気な雰囲気が気に入ったのかドーデーは後にほら吹きが活躍する「タルタラン」三部作を書いている。赤シャコの話では鳥の視点から狩猟(殺戮)を書いており、宮沢賢治みたいだ。シーボルトに会って日本の百人一首の一部を訳してもらって感動したりしている(盲目の皇帝)。
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