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フッサール 傍観者の十字路 哲学の現代を読む7
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フッサール 傍観者の十字路 哲学の現代を読む7

岡山敬二【著】

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フッサール 傍観者の十字路 哲学の現代を読む7

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2008/09/17
JAN 9784560024713

フッサール

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2015/06/24

フッサールの哲学を、著者が自分自身の言葉で語りなおして解説した本です。 扱われている内容は、『論理学研究』における心理主義批判、『イデーン』における超越論的主観性、『デカルト的省察』における他我論、『危機書』における生活世界論などです。他の解説書とはすこし違った角度から、フッサ...

フッサールの哲学を、著者が自分自身の言葉で語りなおして解説した本です。 扱われている内容は、『論理学研究』における心理主義批判、『イデーン』における超越論的主観性、『デカルト的省察』における他我論、『危機書』における生活世界論などです。他の解説書とはすこし違った角度から、フッサールの哲学を見なおすのに役立ちました。 とくに他我論の解説が独創的で、自己とは、「べつの体験」を生きる「我」としての他者を、「いまのわたし」とはべつの「もうひとりのわたし」「いつかのわたし」としてとらえ、さらにそのような意味での他者との遭遇が、「未知なる他者」へと向かう志向性と折りあいをつけていく際限のない運動のもとで生じるという考えが述べられています。 著者が明言しているわけではないのですが、あまり評判のよくないフッサールの他我構成にかんする議論を、レヴィナスなどの発想をもとに新しい視角から解釈しなおす試みといえるのではないかと思います。

Posted by ブクログ

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