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べっぴんぢごく 新潮文庫
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べっぴんぢごく 新潮文庫

岩井志麻子【著】

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べっぴんぢごく 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/08/28
JAN 9784101064246

べっぴんぢごく

¥220

商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2024/05/23

べっぴんシヲの生涯のお話。 岡山の乞食シヲは、岡山の旧家の乞食隠れ(ほいとかくれ)に母と住み着く。 旧家の娘が亡くなり、シヲは竹井家の養女として引き取られる。 やがてシヲは子を産むが、美しいシヲとは似ても似つかぬ醜女。 以来竹井家は代々、子を美醜、交互に産む。 因果の歴史。 ...

べっぴんシヲの生涯のお話。 岡山の乞食シヲは、岡山の旧家の乞食隠れ(ほいとかくれ)に母と住み着く。 旧家の娘が亡くなり、シヲは竹井家の養女として引き取られる。 やがてシヲは子を産むが、美しいシヲとは似ても似つかぬ醜女。 以来竹井家は代々、子を美醜、交互に産む。 因果の歴史。 すごい話を読んでしまった…(-∀-`; ) それにしても、104歳で死ぬまで美しいシヲ…、顔のつくりが良いだけではない。 品のある立ち振る舞いと、凛としていて、冷めた魅力。 総じてモテオーラを纏っているのだ。 べっぴんすぎるの、大変そう。 (でもうらやましい笑)

Posted by ブクログ

2020/12/19

乞食の子として生まれ、岡山の北部を同じく乞食の母とさまよい歩くシヲ。その母には、足だけの男の幽霊が憑いていた。ある時訪れた村で母が死に、シヲは村一番の分限者の家に使用人として引き取られるー。 岩井志麻子さんの本は実録怪談しか読んだことがなかったんだけど、小説もすごくいい。岡山弁...

乞食の子として生まれ、岡山の北部を同じく乞食の母とさまよい歩くシヲ。その母には、足だけの男の幽霊が憑いていた。ある時訪れた村で母が死に、シヲは村一番の分限者の家に使用人として引き取られるー。 岩井志麻子さんの本は実録怪談しか読んだことがなかったんだけど、小説もすごくいい。岡山弁の内側に染み込んでくるような感じと、ねとねとした文体がとても好みでした。 最後の方になってくると誰が誰の祖母で曽祖母なのかわけわからんくなってきたけど、女の因果を書かせたらこの人の右に出る人はなかなかいないんじゃないだろうか。ぼっけえきょうてえも読みたい。

Posted by ブクログ

2020/01/18

美女と醜女が一代ごとに誕生する岡山の旧家の歴史を綴る話。 ホラーなのかミステリーなのか伝奇なのかジャンル分けが難しいが、この因縁ドロドロの土着的な世界観たまらなく好き。 近親相姦に不倫に少女性愛、異形愛……いつもの岩井志麻子と言ってしまえばそれまでだが、美醜に呪われた女系一族の百...

美女と醜女が一代ごとに誕生する岡山の旧家の歴史を綴る話。 ホラーなのかミステリーなのか伝奇なのかジャンル分けが難しいが、この因縁ドロドロの土着的な世界観たまらなく好き。 近親相姦に不倫に少女性愛、異形愛……いつもの岩井志麻子と言ってしまえばそれまでだが、美醜に呪われた女系一族の百年に及ぶ数奇な宿命に圧倒される。美しさとはかくも業深きものなのか、魔性の囁きに惑わされ殺人すら犯してしまう男たちの哀しみとおかしみ。

Posted by ブクログ

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