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宇宙船ビーグル号 ハヤカワ文庫SF
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宇宙船ビーグル号 ハヤカワ文庫SF

A.E.ヴァン・ヴォークト(著者), 浅倉久志(著者)

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宇宙船ビーグル号 ハヤカワ文庫SF

定価 ¥814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1978/05/01
JAN 9784150102913

宇宙船ビーグル号

¥605

商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

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2025/11/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

 ダーティー・ペア(クァール)、歌の降る星(ネクシャリスト)、コブラ(反加速装置)、エイリアン(全体的なプロット)の元ネタ。こうして並べてみるとすごい影響力だな、こりゃ。無能な専門科学者対情報総合学者という対立の構図は、はっきり言って古くさいんだけど、厳密には全然科学的じゃないくせに、SF者のツボを突きまくるプロットは今の時点でもさすが。  リイム人とのところでは、異なる文明の接触におけるコミュニケーションの不可逆性という「ソラリスの陽のもとに」的なテーマもすでに見られるし(レムってなんか気難しそうなんだけど、そのくせ実はメチャヴォクトのファンだったりしたら笑うなあ)、人間の体に卵を産みつけたりするところからしてイクストルの部分は完全に「エイリアン」。それもこっちの方がずっと手強い。なんせ壁もすり抜けちゃうし、真空でも生きていられるってんだから。そのわりにクァールもイクストルも間抜けな方法でやられちゃうんだけど。アナビスなんて完全にケントとグローブナーの対立の方がメインになってるもんな。怪物を空間転移させられるようなガス生物なんて設定おいしいと思うんだけど。もっと引っ張ってもいいのになあ。それとあの2人の対立が、「エイリアン」ではアンドロイドのアッシュに象徴されているという気もするな。  しかし、SF的な意匠をはずすと、最初は他の科学者から相手にされなかったグローブナーが、段々と他の科学者に認められていくっていう話だから、一種の出世ものと言えるのかな?さしずめケントは主人公の邪魔をする意地悪な副社長ってところか(ケントになぜ人気があるのかという分析がちゃんとあって、ヴォクトは冷静)。グローブナーが船内で原子力を使ったり、乗員全員に催眠術をかけて船を接収したりと、何かというと過激な手段を提示するのがなんかおかしいけど、でもSFに限らずこういうヒーローの描き方ってよくあるよな。そこがみんな面白いと思うのかも子れないけど、俺個人としては、こういう方法論をSFに持ってくるのはあんまり好きじゃないんだけど。ブリンの作品みたいにエンタテインメントだと思って単純に楽しめばいいのかもしれないけど、それにしては出てくるアイディアが魅力的過ぎる。  解説で訳者の浅倉さんがベスターやディレイニーにも影響を与えた、ワイドスクリーン・バロックの父みたいに書いてるけど、このできならそれもうなずける。ベイリーのとっちらかった雰囲気もいいけど、一般性という意味も含めて完成度はこっちのほうが上。ただ、中学生ぐらいのもっと若いときに読みたかった。なんかあら探しをするような読み方をしちゃって、素直に楽しめない自分がちょっと悲しい。  イクストルの卵が6個であることを人間側が知ってるのは、どう考えても変。作者のミスでしょう。

Posted by ブクログ

2025/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作品から見えた幻覚はリドリー・スコットの映画『エイリアン』、『伝説巨神イデオン』、『ジョジョの奇妙な冒険』の柱の男と大統領、『マップス』、『魔宮バビロン』。 『魔宮バビロン』が見えているあたり、オチはアレである。 しかしクァールとイクストルを創造したことは筆舌に尽くしがたい人類への貢献であろう。

Posted by ブクログ

2021/11/18

SFの定番。読んでると、宇宙生命より船内抗争の方が気になってしまいましたが、最初に登場する黒い猫型獣のクァールが私のお気に入りです。

Posted by ブクログ