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名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 光文社新書
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名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 光文社新書

中野京子(著者)

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名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2008/08/15
JAN 9784334034696

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名画で読み解く ハプスブルク家12の物語

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商品レビュー

4.1

147件のお客様レビュー

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2026/09/16

名画を絡めてハプスブルク家について解説されていて、非常に分かりやすかった。スペインハプスブルク家とオーストリアハプスブルク家と分かれていたという事をこの本で初めて知った。「青い血」「カルロス二世」で有名なのはスペインハプスブルク家で、マリー・アントワネットはオーストリアハプスブル...

名画を絡めてハプスブルク家について解説されていて、非常に分かりやすかった。スペインハプスブルク家とオーストリアハプスブルク家と分かれていたという事をこの本で初めて知った。「青い血」「カルロス二世」で有名なのはスペインハプスブルク家で、マリー・アントワネットはオーストリアハプスブルク家なのね。世界史が苦手な自分でも、何とか理解する事が出来ました。

Posted by ブクログ

2026/08/22

絵の中では優雅におすまし顔している彼彼女たちの姿と、血生臭くドロドロしたエピソードとのギャップが面白い。 ハプスブルク家の歴史を追う形で紹介されているのも、また人物ひとりひとりに焦点を当てた解説も、読んでいて分かりやすい上に物語として読めて面白い。 あと人間関係の淀みや深さもた...

絵の中では優雅におすまし顔している彼彼女たちの姿と、血生臭くドロドロしたエピソードとのギャップが面白い。 ハプスブルク家の歴史を追う形で紹介されているのも、また人物ひとりひとりに焦点を当てた解説も、読んでいて分かりやすい上に物語として読めて面白い。 あと人間関係の淀みや深さもたっぷり味わえて楽しい。 個人的に、ナチスが「第三帝国」と名乗っていた理由やスペインが「日の沈まぬ国」と呼ばれていた理由など、なんとなくでしか知らなかった知識をちゃんと理解できたのが嬉しい。 アルチンボルトの「ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ二世」の肖像画が、 一見しただけでもインパクトとユーモアがあるのに、解説を読んだ後だとより面白く、また違う意味での興味深さが広がったのが良い体験だった。

Posted by ブクログ

2026/08/17

 中野さんにとってベラスケスの『ラス・メニーナス』は格別の思いがある作品のようだ。著作『名画で読み解くハプスブルク家12の物語 』『怖い絵2』『残酷な王と悲しみの王妃』に登場し、そのうち『残酷な王と悲しみの王妃』では表紙を飾っている。可愛らしい王女の表情とは裏腹に、彼女の運命はな...

 中野さんにとってベラスケスの『ラス・メニーナス』は格別の思いがある作品のようだ。著作『名画で読み解くハプスブルク家12の物語 』『怖い絵2』『残酷な王と悲しみの王妃』に登場し、そのうち『残酷な王と悲しみの王妃』では表紙を飾っている。可愛らしい王女の表情とは裏腹に、彼女の運命はなんとも痛ましい。  かつては日の沈まざる帝国と呼ばれ、広大な領土を結婚によって築いたハプスブルグ家が辿った運命と、彼らに関連した12の絵を絡めて綴ったのが本書である。ヨーロッパに旅行に行くと、必ずどこかの国で「ハプスブルグ家ゆかりの云々」といった遺跡にゆきあう。考えてみれば不思議な一族である。初めから名門だったわけではなく、豪商だったわけでもないのに、華麗なる一族であるかのように説明される。だが、「じゃあ今のどこの国の国王だったの?」と聞かれても、ひとことでは答えにくい。  ハプスブルグ家の特徴は高貴な青い血で、それ故にあがめられたが、青き血故に不幸になった人もいる。『ラス・メニーナス』のヒロインもその一人だ。『残酷な王と悲しみの王妃』では、いくぶんソフトな言い方もされているが、伯父と姪の近親婚により生まれた彼女は、母の弟―実の伯父の元に嫁いで若くして亡くなる。小姑が母であり祖母が姑になるという、書いていてもよくわからない間柄がいく代にも続いた結果、彼女の弟はどうみても正常とはいえない精神的気質を持って生まれる。「高貴な血を下賤の血と混ぜ合わせてはならない」という考えを優先させた結果、彼は後継者を生む能力すらないまま世を去る。彼の肖像画も残されており、病人のような顔で表情も堂々たる王のそれではない。絵は、写真がなかった時代の唯一の証拠みたいなものだが、こうして何世紀にもわたってその異常さが喧伝されるのは哀れとも言える。

Posted by ブクログ

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