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隅の老人の事件簿 ホームズのライヴァルたち
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隅の老人の事件簿 ホームズのライヴァルたち

バロネス・オルツィ(著者)

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隅の老人の事件簿 ホームズのライヴァルたち

定価 ¥1,210

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1977/08/19
JAN 9784488177010

隅の老人の事件簿

¥495

商品レビュー

3.4

24件のお客様レビュー

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2025/08/17

安楽椅子探偵の元祖とされる名探偵の短編集。安楽椅子探偵というのは実は違う。読む前は女記者が事件の概要を語って老人が解決するという形式かと思っていた。実際は老人が実際に傍聴したり行動したりして推理した結果を語るという1人漫談みたいな事になっている。しかも事件を解決しても老人は警察を...

安楽椅子探偵の元祖とされる名探偵の短編集。安楽椅子探偵というのは実は違う。読む前は女記者が事件の概要を語って老人が解決するという形式かと思っていた。実際は老人が実際に傍聴したり行動したりして推理した結果を語るという1人漫談みたいな事になっている。しかも事件を解決しても老人は警察を軽蔑しているために真相がどうなのか不明(多分推理通りだろうけど)という消化不良さ。トリックについても一人二役が多い印象でそんなに面白く無い。 と思って最後まで読むと『隅の老人最後の事件』で全て合点がいくようになっている。つまりラストの衝撃さを活かすための前振りだったのだ。これが長編だったら肩透かしだが連作短編集でこのアイデアは確かに時代に先駆けているように思う。

Posted by ブクログ

2025/08/12

綾辻行人の「十角館の殺人」の中に出て来た著名ミステリ作家の中にいたオルツィ。 他の作家は読んだことがあるものの、オルツィは未読だと思って手を伸ばした。いや、実際は「紅はこべ」を既読だったのだが。 ABCショップのカフェで、謎のみすぼらしい老人が、新聞記者のポリーを相手に解決され...

綾辻行人の「十角館の殺人」の中に出て来た著名ミステリ作家の中にいたオルツィ。 他の作家は読んだことがあるものの、オルツィは未読だと思って手を伸ばした。いや、実際は「紅はこべ」を既読だったのだが。 ABCショップのカフェで、謎のみすぼらしい老人が、新聞記者のポリーを相手に解決されていない難解事件の謎解きを語る短篇集。 みすぼらしい老人は何者なのか。 老人はABCショップでいつもミルクをすすり、チーズケーキを楽しむ。時にはおずおずとチーズケーキをおかわりすることも。 手元には紐の切れ端があり、絶えず結び目をこしらえては解くを繰り返す。そんな老人が人間学を駆使した理論で謎解きを披露していく。 「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」に入っているのも納得。 ただ、老人は謎解きをするだけ。警察に注進することもなく、真犯人は野放しのままというのが、こう・・・ クラシック・ミステリを堪能できた一冊だった。

Posted by ブクログ

2025/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作は、クイズで「安楽椅子探偵のスタートとも言われる」という形で出題されたことで認知した。 シャーロックホームズは典型的には、①事件がホームズとワトソンのもとにやってきて、第一印象を語る。②ホームズが思いついて、ワトソンに相談なくどこか行ってしまって事件を探求する。③ホームズとワトソンが再会。ホームズから鮮やかな謎解明の説明がある。 といった流れであり、安楽椅子探偵とは違うジャンルなのだが、ヴィクトリア朝末期の雰囲気が感じ取れて、無性に似ているような気もしてくる。 とは言え、隅の老人は、聞き手のポリーに一方的に「〇〇事件は知ってるだろう?」と何の脈絡もなく話し始め、事件の内容を説明し、「警察はこう推理したが、ちゃんと推理すれば、どう考えてもこれしかありえないだろう」と自分の推理を一方的に語る。 老人の推理を語っている間は、聞き手のポリーは全くといっていいほど口を挟まない。「作者が考えた推理をただただ披露している」という感じがして、事件が発生した時の導入や、途中の起承転結に力を入れていない感じがする。 加えて、「安楽椅子探偵」といっておきながら、老人自ら現地に赴いて事件関係者の情報を得ていることも多く、私の思い浮かべていた「ミス・マープル」のような探偵ではなかったのは少し残念だった。 もちろん、話としては面白く、「隅の老人最後の事件」では悪くない結末を迎える(老人が最後の事件の殺人犯であることに気づく)。

Posted by ブクログ