不連続殺人事件 日本推理作家協会賞受賞作全集 3 双葉文庫

坂口安吾(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 1995/05/15
• JAN: 9784575658026

商品レビュー

2010/05/28

坂口安吾の推理小説。…

[文庫ＯＦＦ]

坂口安吾の推理小説。ラストもしっかりしていて、ユニークな感覚で楽しめました。

2010/05/28

同じく安吾の『桜の森…

[文庫ＯＦＦ]

同じく安吾の『桜の森の満開の下』のレビューを見ようとしたら、レコメンド欄にワラタ。ブラジル蝶の謎 人狼城の恐怖〈第2部〉フランス編 スウェーデン館の謎御手洗潔のダンス 悪魔のラビリンス 月光ゲーム―Ｙの悲劇’８８新本格ばっかじゃん（笑）法月綸太郎が、一時期、安吾安吾云ってた、その影響かいな。さて、『不連続殺人事件』ですが、文章は幾分古臭くなっているけれども、ミステリとしては古びてなくて、逆にビックリ。

2025/02/23

無頼派の文士や芸術家のわりと極端な人々がベースとしても、100年に満たない間に日本人の性格は180度変わった！印象の、派手でハチャメチャで大らかな世界。
ゆるキャラ大集合のような愛称をつけられた親しみやすすぎる警察チームはいくら僻地でもあり得ないと思うけど。。。事実関係でいうと「ナイルに死す」の変奏曲的な内容で、あちらは登場人物が多くてもさすがにそれぞれ意味があり整理されていたけれど本作は対照的にわちゃわちゃ感が垢ぬけなくて逆に魅力になっている？最初の殺人の理由がわからないし、男女の喧嘩の暴力が（謎解きに大きくかかわるとしても）ドン引きの激しさだったり、作品としての出来は微妙かもしれないが、ライトノベルってこんなのかなという雰囲気で1日で読み切れた。連載時に何度か掲載されていたらしい「読者への挑戦」は、メタで芸が細かい内容や愉快犯のように読者と交流している感じが和やかで、本家エラリー・クイーンよりもだいぶん楽しい。