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楡家の人びと(上) 新潮文庫
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楡家の人びと(上) 新潮文庫

北杜夫(著者)

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楡家の人びと(上) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1996/02/01
JAN 9784101131061

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楡家の人びと(上)

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商品レビュー

3.5

23件のお客様レビュー

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2010/05/28

どくとるマンボウシリ…

どくとるマンボウシリーズとはまた違った北杜夫の魅力がわかる一冊です。読んでみてください

文庫OFF

2010/05/28

楡のうびょいんの3代…

楡のうびょいんの3代の大家族を描く力作。

文庫OFF

2018/05/11

ホテルのビュッフェみたいな作品。新しさ、面白さ、文章の美しさ、読み応え、あらゆる食に関する欲求をこの本は満たしてくれる。 病院ってのはすごいところだ。金と力と名声の集積地だね。祖父母が商売をしていたので分かる気がするけど、いい思いをすればそれが起点になるわけで、そうなるとマラソ...

ホテルのビュッフェみたいな作品。新しさ、面白さ、文章の美しさ、読み応え、あらゆる食に関する欲求をこの本は満たしてくれる。 病院ってのはすごいところだ。金と力と名声の集積地だね。祖父母が商売をしていたので分かる気がするけど、いい思いをすればそれが起点になるわけで、そうなるとマラソンの記録みたいにベストを更新していかない限り満たされなくなる。つまりいい思いをすればするほど「いずれ不幸になるかも」と感じる神経が鈍くなってより反動が大きくなる。楡家の人々は、基一郎に与えられ過ぎた分、不幸になっていると言い切っていいと思う。戦時中であることを差し引いても。 それにしても虚構に見栄を厚塗りしたような楡家の人々を清々しいほど滑稽に表現する作者の心意気は、実に痛快そのものだった。普通に表現すればいいものをあえてボロカスに言いまくるあたり、術中にはまった感あるけど本当ににやけるほどに面白かった。 上巻から印象的だったのをいくつか抜粋 ・大理石まがいの人造石を貼り付けた壁は白々と輝き、摩訶不可思議の塔は天を目指して屹立していた、その見せかけの絢爛さのみを狙ったごしゃまぜの不統一が、元より院代に分かるはずはなかった(43項) ・龍子はあくまで楡家の、基一郎のマニアじみたはったりとひさの目に見えぬ古い血の織りなせるあやしげな意思に操られている女なのだ(75項) ・しかし龍子はそんな言辞に耳もかさなかった。ケーエヌ丸と中腰の突っ張りが、すっかり彼女の意識を占領しまっていることは明らかだった(379項) ・あの人の症状ときたらそれこそとんでもない。なにしろ夜に寝ていて、急に呼吸ができなくなるっていうの。もちろん神経だわ。それで背骨を叩いて、それでようやっと呼吸ができるって言うんだから。金魚なんか水の中でも呼吸してるわ。(397項)

Posted by ブクログ

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