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閉塞経済 金融資本主義のゆくえ ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/07/09 |
JAN | 9784480064400 |
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商品レビュー
3.4
10件のお客様レビュー
主流派(新古典派)経済学と非主流派の関係性を実際の経済政策に当てはめて整理できた。 全体的に新書ゆえのさらっと感、主張(結論)中心で説明が少ない印象があり、下記は自分で確認したい。 ○2004年年金改正など社会保障の話 ○新古典派は本書が批判するように単純なのか 構造改革の全体像...
主流派(新古典派)経済学と非主流派の関係性を実際の経済政策に当てはめて整理できた。 全体的に新書ゆえのさらっと感、主張(結論)中心で説明が少ない印象があり、下記は自分で確認したい。 ○2004年年金改正など社会保障の話 ○新古典派は本書が批判するように単純なのか 構造改革の全体像、情報の経済学、インセンティブなども詳しく知りたくなった。
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バブルの発生メカニズムとその要因、新自由主義とケインジアンとの相克、経済と倫理との関わり、の3つのテーマについて大括りで語られている。 どれも説得力のあるロジックではあるが、どの経済学者の主張もそれぞれに説得力があり、一体どれが真実なのかわからなくなる。従って本書も素直に100%...
バブルの発生メカニズムとその要因、新自由主義とケインジアンとの相克、経済と倫理との関わり、の3つのテーマについて大括りで語られている。 どれも説得力のあるロジックではあるが、どの経済学者の主張もそれぞれに説得力があり、一体どれが真実なのかわからなくなる。従って本書も素直に100%信頼することができない。例えば、経済政策として教育と再生可能エネルギーへの投資が重要というが、見習うべき例として挙げられていたドイツQ-Cellsは既に中国企業の手に渡り、FIT制度も破綻の危機にある。 結局歴史のフィルターを通してしか経済政策の正しさを証明できないとすれば、果たして経済学はこれでも科学といえるのだろうか? 最終章の倫理学と経済学の深い関わりは当然の帰結に思える。詰まるところ経済学とは哲学である。
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今日の世界を覆っている不自然な金融資本主義では、バブルや格差の発生は不可避である一方で、もはや神の手も公共対策も十分に有効ではないとの主張です。危機感はよく伝わってきましたが、それでは具体的にどんな処方箋が市民に受け入れられ得るかという点は言及が少ないと感じました。
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