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名ばかり管理職 生活人新書
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名ばかり管理職 生活人新書

NHK「名ばかり管理職」取材班【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会
発売年月日 2008/07/09
JAN 9784140882603

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名ばかり管理職

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商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2018/11/23

これも、図書館にて。日本型ワーキングプアの本に取り上げられていたので興味があって、少し古いからどうしようかと思っていたところ、目についたので借りてみた。 管理監督職の3つの要件を満たすような管理職は昔からほとんどなかったのにそれが見過ごされてきたのは、賃金の上昇が見えていた時代...

これも、図書館にて。日本型ワーキングプアの本に取り上げられていたので興味があって、少し古いからどうしようかと思っていたところ、目についたので借りてみた。 管理監督職の3つの要件を満たすような管理職は昔からほとんどなかったのにそれが見過ごされてきたのは、賃金の上昇が見えていた時代には過渡期のガマンで済んでいたから労働基準監督署の指導の優先順位として低かった、それが非正規雇用の増加で正規社員へ負担が増加している中で保たなくなってしまったという構図なのかな、と思った。 モリタの管理職の話は、現場の意識と基準法のかい離との取り上げられ方だったけど、現場の意識自体も変じゃないかと思って読んだ。あれでは家庭は二の次になってしまう、同じようには女性は働けないと思うよ。 などと色々労働関係を読んでいるのは、7/1の人事制度改定に思うところが色々あったからだったりする。

Posted by ブクログ

2018/10/09

企業から使い捨て扱いされる労働者の実態を調査。企業側や政府の視点も踏まえながら、彼らがいまどのような状況に置かれているのか、を報告している。 解決の道のりは現段階でも見えてこない。

Posted by ブクログ

2011/12/06

本書(NHK「名ばかり管理職」取材班『名ばかり管理職』NHK出版、2008年)は社会問題になった名ばかり管理職を取り上げた力作である。名ばかり管理職は深い問題であるが、本記事では本書から感じた世代間格差について論じたい。 本書では前半で名ばかり管理職を経験した3人の実例を取り上...

本書(NHK「名ばかり管理職」取材班『名ばかり管理職』NHK出版、2008年)は社会問題になった名ばかり管理職を取り上げた力作である。名ばかり管理職は深い問題であるが、本記事では本書から感じた世代間格差について論じたい。 本書では前半で名ばかり管理職を経験した3人の実例を取り上げる。いずれも取材に基づくものであり、生々しい内容になっている。 第1章「若き「正社員」の悲劇」では過労で体を壊した二人の若者を取り上げる。 一人目は20代のコンビニ店長である(24頁)。過労で体調を崩し、休職を余儀なくされた。就職氷河期の世代でフリーター生活を続け、やっと採用された正社員がコンビニの店長職であった。 二人目は30代のファミレス店長である(44頁)。過労で倒れたまま、寝たきり状態が続き、両親が介護している。彼もアルバイト生活から、ようやく正社員になっている。 第2章「マクドナルド店長は管理職か」では40代のマクドナルド店長・高野廣志氏を取り上げる(64頁)。高野店長は残業代未払い分の支払いを求めて会社を提訴した。 第1章で取り上げた二人の若者と高野店長は対照的である。ここに世代間格差を感じてしまう。 二人の若者は正社員になること自体が困難な状況で、なんとか正社員になることができた。ようやくなれた正社員の地位を失いたくないという思いから必死で働き、そのために健康を害する結果となった。これに対し、高野氏は本書を読む限り、就職に苦労としたとの記述はない。 高野氏が入社したマクドナルドでは決算期に従業員の妻に現金がプレゼントされる「奥様ボーナス」や妻の誕生日に花を贈るなどの家族を大切にする姿勢を見せていた(66頁)。また、店長には地元企業と独自にタイアップするなどの独自の工夫を発揮できた(68頁)。しかし、その後、会社の方針が転換された。家族向けのサービスは廃止され、店長の独自の工夫も否定された。この頃から高野氏は過酷な長時間労働に陥ることになる(69頁)。 高野氏が残業の支払いを求めて提訴に至った背景には、会社が従業員を切り捨てる間違った方向に進んでいるという思いもあったのではないかと考える。人間は改善よりも、改悪への抵抗に力を発揮する生き物である。自由・平等・博愛の理念を打ち立てたフランス革命でさえ最初から変革を志向していたのではなく、発端は増税に対する抵抗であった。 これに対し、二人の若者は働き甲斐のある職場環境を経験していない。二人の若者はアルバイト経験から、いきなり名ばかり管理職になった。そのため、高野氏と異なり、名ばかり管理職の異常さを経験から認識することはできない。これが、体を壊すまで働いた二人の若者と、裁判闘争を進めた高野氏の差になっていると思われる。 日本の職場環境は、ある面では昔よりも過酷で異常な状況になってしまった。それにもかかわらず、異常さに目をつぶり、何も知らない若者を放り込むような状況は世代間の不正義である。それ故に高野氏の裁判闘争の意義は大きい。 高野氏は闘いを続ける理由として「ゆがんだままの働き方を子どもたちの世代に受け継がせないため」とも述べている(88頁)。現代日本には改悪された異常な状態だらけである。少しでもマシな社会を後の世代に引き継ぐために、高野氏に続く、今の世代の奮起を期待したい。

Posted by ブクログ

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