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されど われらが日々 文春文庫
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されど われらが日々 文春文庫

柴田翔(著者)

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されど われらが日々 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1974/06/25
JAN 9784167102012

されど われらが日々

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商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2025/10/10

・生きるって一体何なんでしょう(節子の手紙) 実家の本の整理をしていて昔読んでもう一度読み返したい本を再読中、その中のひとつ。 一世を風靡した、さわやかなタイトルだけれど、観念的で、所詮他人ごとだという達観というか虚無しかない。女を孕ませておいて、その女が自殺しても、自らは幼な...

・生きるって一体何なんでしょう(節子の手紙) 実家の本の整理をしていて昔読んでもう一度読み返したい本を再読中、その中のひとつ。 一世を風靡した、さわやかなタイトルだけれど、観念的で、所詮他人ごとだという達観というか虚無しかない。女を孕ませておいて、その女が自殺しても、自らは幼なじみと幸せな結婚生活を望むというクズの鬼畜のくせに、エリート然としてどこかの大学で教鞭をとるという人物が主人公。されどわれらが日々だなんてよく言える。せめて、物語の中で天罰が下れと思うが下らない。これが世の中か。第51回(1964)芥川賞。

Posted by ブクログ

2018/12/11

あの時代の雰囲気が分かって面白い。こんなにも長文の手紙をやりとりしていたのかと驚きを感じた。 それにしても、物事をこんなにも難しく、面倒くさく考えて生きていくのは大変だ!

Posted by ブクログ

2018/05/27

ずっと昔に読んだことがある.倉橋由美子の「夢の浮橋」と同時代の作品だったかなと思い再読.実際は,こちらの方が古く1964年芥川賞受賞. 私は学生運動よりずっと後の世代だが,中学,高校の先生たちにはその余韻を残す人たちがいた.最初に読んだときは,その挫折感,虚無感,あるいはそれから...

ずっと昔に読んだことがある.倉橋由美子の「夢の浮橋」と同時代の作品だったかなと思い再読.実際は,こちらの方が古く1964年芥川賞受賞. 私は学生運動よりずっと後の世代だが,中学,高校の先生たちにはその余韻を残す人たちがいた.最初に読んだときは,その挫折感,虚無感,あるいはそれからの再生をある程度共感をもって読んでいたのではないかと思う. しかし,長い時間を隔て再読してみると,何か時代の痛々しさの印象が強い.考えることの虚しさというか.「夢の浮橋」の新鮮さと対照的だった.

Posted by ブクログ