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緑のヴェール
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緑のヴェール

ジェフリー・フォード(著者), 金原瑞人(訳者), 谷垣暁美(訳者)

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緑のヴェール

定価 ¥2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2008/06/23
JAN 9784336050281

緑のヴェール

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商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2025/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三部作の最終章。 すっかりたくましくなった主人公のクレイ。 彼は、相棒の犬のウッドと共に孤独で危険な旅を続ける。 自然と涙が流れた…。 クレイが、物語が、今までとは違うような違和感を抱いてしまうのは、つまり…。 大人のファンタジー。

Posted by ブクログ

2020/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『白い果実』から続く3部作。第3部は一連の主人公であるクレイと、人と同等以上の知識を有する魔物、ミスリックスの物語。ミスリックスを観測者として〈彼の地〉でのクレイの冒険譚が書き綴られる一方、あることを切っ掛けに、ミスリックス自身も人として生きるための一歩踏み出そうとする。 傲慢な一級観相官として登場したクレイは、最終的には思慮深く寡黙な狩人へと変貌したが、それも納得の壮大な冒険であった。〈彼の地〉で出逢う様々な動植物、幻想的な自然環境、特異な部族。それらに翻弄されながらもクレイは贖罪のための楽園への旅を止めることはなかった。もう一度『白い果実』を読み直せば、当初は嫌悪感を覚えずにはいられなかったクレイに愛情を感じることだろう。 そこに紡がれるクレイの冒険自体がミスリックスの作為的な物語、という可能性もあるにはあるが、たとえそうであっても非常に読み応えのある物語であることには変わりない。

Posted by ブクログ

2019/05/23

「白い果実」から続いてきた物語が終わって感無量.最後はクレイよりもミスリックスの物語であるとも言える.クレイの彼の地への帰結は果たして真実かミスリックスの妄想か?荒唐無稽なそれでいて哲学的なクレイの遍歴,約束の地への渇望,そしてミスリックスの魔物と人間の間で揺れるアイディンティテ...

「白い果実」から続いてきた物語が終わって感無量.最後はクレイよりもミスリックスの物語であるとも言える.クレイの彼の地への帰結は果たして真実かミスリックスの妄想か?荒唐無稽なそれでいて哲学的なクレイの遍歴,約束の地への渇望,そしてミスリックスの魔物と人間の間で揺れるアイディンティティー,読み応えのある物語だった.

Posted by ブクログ