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あたらしい図鑑
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ゴブリン書房 |
発売年月日 | 2008/06/18 |
JAN | 9784902257137 |
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あたらしい図鑑
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
書評に惹かれて購入したものの、中高生向け小説だった。老詩人との交流を通じた中学生の成長の物語。病院で知り合った老詩人の言葉から、何を見ても「言葉」が浮かび、その言葉を理解せずにはいられなくなる。百科事典を見ているかのように、言葉の理解が進むことで世界が広がり、豊かにもなる。物事が...
書評に惹かれて購入したものの、中高生向け小説だった。老詩人との交流を通じた中学生の成長の物語。病院で知り合った老詩人の言葉から、何を見ても「言葉」が浮かび、その言葉を理解せずにはいられなくなる。百科事典を見ているかのように、言葉の理解が進むことで世界が広がり、豊かにもなる。物事がわかるってこんな感じだったのかと、思い出している。今もそうなのかもしれない。
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何かをわかるためには、何がわからないかを知っていることが大切で、そのためには、わからないことをわからないと認める勇気、もしくは、度胸が必要なんだ。 (五十嵐純) 夏にぴったりの児童書。 言葉にならない感情がいっぱいあるなかで新しい図鑑は素晴らしい。
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扁平足がきっかけで出逢った老紳士は詩人だった。 過去様々な作家が「少年と老人と夏」で物語を紡いでいます。この組み合わせはある意味定石なのでしょう。しかしだからこそ難しいテーマでもあると思います。そして見事にここにしかない「少年と老人と夏」が描かれていました。 言葉にならないも...
扁平足がきっかけで出逢った老紳士は詩人だった。 過去様々な作家が「少年と老人と夏」で物語を紡いでいます。この組み合わせはある意味定石なのでしょう。しかしだからこそ難しいテーマでもあると思います。そして見事にここにしかない「少年と老人と夏」が描かれていました。 言葉にならないものを言葉にするのが詩人。そんな詩人からもやもやとした言葉にならないものをスケッチブックにスクラップしていけと言われる少年。はじめはもやもやとしたものとは何なのか、それ自体がもやもやとしていたのが、気になる言葉を次々に辞典で調べ自分の言葉にしていく内に現れるもやもやとしたもの。言葉に向き合うことによって、世の中のアレコレ森羅万象とも向き合うことになる。言葉と向き合うことで世界は広がる。そんな真っ直ぐなメッセージが眩しく素敵です。 出逢った瞬間に恋に落ちる憧れの少女、気の置けない親友(この少年もまた己に真っ直ぐで素敵なのです)、そんな青春もの直球な要素を加えながら、詩人と少年の交流がかっこよく描かれます。 そう、かっこいいんですよね。詩人もその詩人に対して真っ直ぐな少年も。このかっこよさが青春小説の醍醐味なのでしょう。
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