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バカと東大は使いよう 朝日新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2008/06/13 |
JAN | 9784022732163 |
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バカと東大は使いよう
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商品レビュー
3
7件のお客様レビュー
難易度もブランドも日本のトップである東大。自身も母校としながら、そこで教鞭を取る著者が、学生の反応に違和感を覚えるところから、教育を解きほぐす。 官僚答弁風の答案の採点や、縦割り教科を根源とするらしい高得点狙い風潮。一方で、現実の問題解決に必要となる教科越境型の「ディシプリン...
難易度もブランドも日本のトップである東大。自身も母校としながら、そこで教鞭を取る著者が、学生の反応に違和感を覚えるところから、教育を解きほぐす。 官僚答弁風の答案の採点や、縦割り教科を根源とするらしい高得点狙い風潮。一方で、現実の問題解決に必要となる教科越境型の「ディシプリン」。 設立の経緯そのものが、理系が先進科学や軍事、医学技術の輸入、文系は官僚養成や先進学術の輸入であったと「官学体質」の根本を探る。「富国強兵」に向かった大学は、敗戦後、その役割や責任をきちんと認識すべきと主張する。 これから必要となるのは、イケイケ一辺倒でキレるトップではなく、自身で価値判断を下すことが出来、抑制の倫理にも気付く「中庸」ではないかと提言するのである。
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箱庭的仮想空間の中の決められたルールの中で生きていた学生(東大生)の現状について述べている。だが、大部分は戦時・戦後の官学についてや、古代アテナイの話や、自分の父親の戦争体験など、タイトルとあまり関連のつけにくい話が多く、少し期待はずれだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] ナントカとハサミは使いようで切れる。 それは大学も同じこと。ガクモンを使いこなすには、アタマとココロがいる。 しかし、日本が作った大学は、アタマのないタコ・イカのゲソを束ねただけだった。 日本を「一流国」から転落させた、教育崩壊の根は意外にも深かった-。 日本をダメにした官僚体質を斬る。 [ 目次 ] 第1章 先生なにやったら優くれんの?-過剰適応で壊れる学生たち 第2章 文系と理系の起源-官学は富国強兵の士官学校 第3章 タコもイカもナメクジではない-ディシプリン不在で崩壊する学力 第4章 坊っちゃんはどこへ行った?-漱石がつけたココロのけじめ 第5章 お上の学とカミの学-自律なき自由の必然的崩壊 第6章 安田講堂の遺伝子組み換え-学徒出陣から社会的責任へ 第7章 大学よ、君はソクラテスの問いに答えられるか?-戦略と倫理はコインの表裏 終章 中庸か?凡庸か?それが問題だ-バカとハサミはすぐキレる [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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