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アフリカの日々/やし酒飲み 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅰ-08
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2008/06/01 |
JAN | 9784309709482 |
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アフリカの日々/やし酒飲み
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商品レビュー
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18件のお客様レビュー
230317*読了 「アフリカの日々」は小説ではない。といっても紀行文でもないし、旅行記でもない。 デンマーク人の女性がアフリカの植民地で暮らした日々の記録。それは確かに現実の話なのだけれど、見事にアフリカ人との交流や友人についての大事なシーンなど、巧妙に切り取られている。 巻末...
230317*読了 「アフリカの日々」は小説ではない。といっても紀行文でもないし、旅行記でもない。 デンマーク人の女性がアフリカの植民地で暮らした日々の記録。それは確かに現実の話なのだけれど、見事にアフリカ人との交流や友人についての大事なシーンなど、巧妙に切り取られている。 巻末の年譜を見ると、何度となく帰国していたり、夫との離婚があったりするのに、夫が出てくるのはわずかに1度のみ。それも名前ではなく「夫」として。 植民地に農園を切り拓いたことは現代から見てよかったのかどうかは何とも言えない。 でも、確かに彼女はアフリカ人たちから慕われ、必要とされていた。 いくつもの濃密で印象的な場面が蘇ってきます。 「やし酒飲み」は突飛すぎておもしろかった。 「アフリカの日々」はアフリカ外出身の人から見たアフリカだけれど、今度はアフリカ人が書いた小説。 こんなことも許されるのか、と思う文章。これは、翻訳者さんの技によるものなのだけれど。 時折挟まれる、ですます調に違和感を感じながらも、妙にストーリーとフィットする。次はどこで表れるのかと気になってしまう。 実際は英語で書かれていて、ですます文体でもないのだけれど、英語を母語とする小学生が書いたような原文だった。 生きている人も死者も、よくわからない生物や神も、いろんなものが混ざり合い、当たり前かのように繰り広げられるありえないストーリー。 解説でカフカの「変身」があげられていて、またそれとは違うんだけれど、読んでいて、ぞわっとしてしまう。 「アフリカの日々」の3分の1ほどのボリュームだったのだけれど、印象としては強烈でした。
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アフリカの日々、美しい描写と淡々とした文体、まったく色あせないユーモラスなエピソードの数々、著者のアフリカへの深い愛情。読後、深い余韻を残してくれる作品。 土地の人々に対して、簡潔ながらも深い洞察に満ちた文章の数々に驚嘆したり、妙に納得したりしながら読み進めた。猟銃の事件やガゼ...
アフリカの日々、美しい描写と淡々とした文体、まったく色あせないユーモラスなエピソードの数々、著者のアフリカへの深い愛情。読後、深い余韻を残してくれる作品。 土地の人々に対して、簡潔ながらも深い洞察に満ちた文章の数々に驚嘆したり、妙に納得したりしながら読み進めた。猟銃の事件やガゼルを飼うことになった話など、印象深いエピソードがたくさんある。 農園の調理師として働いていたカマンテが、真夜中に遠くの草火事を見て、神様が来るからと、著者を起こしにくるエピソードがある。何気ない日常のエピソードの1つだが、妙にアフリカの農園での生活を表しているような気がして、特に印象に残った。 自分のとっては、異文化や他者へのまなざしについて、振り返るきっかけになるような本なのかもしれない。
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アフリカの日々、途中で休止期間を経てやっと読了。淡々とアフリカでの生活を描いていて、地に足のついた、強い女性だな、と感嘆。人生いろいろ。。やし酒飲みはちょっと異世界すぎた。
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