- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
博物誌 新潮文庫
定価 ¥605
220円 定価より385円(63%)おトク
獲得ポイント2P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/27(水)~12/2(月)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2001/06/01 |
JAN | 9784102067017 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/27(水)~12/2(月)
- 書籍
- 文庫
博物誌
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
博物誌
¥220
在庫あり
商品レビュー
3.9
27件のお客様レビュー
「にんじん」などで有…
「にんじん」などで有名なジュール・ルナールの動物本。 色々な動物について、独特の解説っぽい文章やら掌編やらが書かれています。 「蛇」の章(?)は多分特に有名で、面白がって皆が言及している気が(笑) 起承転結がぼんやりした作品が多い気がします。なんとなーくさらーっと読めます。 一文...
「にんじん」などで有名なジュール・ルナールの動物本。 色々な動物について、独特の解説っぽい文章やら掌編やらが書かれています。 「蛇」の章(?)は多分特に有名で、面白がって皆が言及している気が(笑) 起承転結がぼんやりした作品が多い気がします。なんとなーくさらーっと読めます。 一文だけ取ってみると面白い、というような文章も多く、小説の冒頭なんかに引用できそうです。
文庫OFF
こちらがよく知ってい…
こちらがよく知っている生きものの描写の的確さに驚く。ということはあまり観察する機会もない動物たちも正確無比に違いない。ときおり現れる「人間」の描きかたも見事。「人間」の、動物や友人に対する酷薄が、生きものたちの持つ無垢や無感動をあぶり出しています。挿絵はボナールによるもの。
文庫OFF
159P ジュール・ルナール 1864‐1910。フランスの小説家、戯曲作家。フランス北西部メーヌ地方に生まれる。パリで高等中学に通うも高等師範学校進学は諦め、文学サロンや出版界に出入りする。兵役に就いたのち、職探しに難渋するが、1888年に結婚し、妻の持参金で生活が安定。翌...
159P ジュール・ルナール 1864‐1910。フランスの小説家、戯曲作家。フランス北西部メーヌ地方に生まれる。パリで高等中学に通うも高等師範学校進学は諦め、文学サロンや出版界に出入りする。兵役に就いたのち、職探しに難渋するが、1888年に結婚し、妻の持参金で生活が安定。翌年、文芸誌「メルキュール・ド・フランス」の創刊に参加し、筆頭株主となる。同誌には、のちに『にんじん』に含まれる短編も発表される。短編小説集、長編小説、短編連作、自然のスケッチ集、戯曲などを発表 ルナールによる自然観察記。動物に対する呼称が「彼 」「彼女」或いは名前で呼ぶので「誰」を指しているのかやや混乱する。時に愛情に溢れた賛美の文章で動物の生き生きとした姿を描写し、時に嫌いな動物だったのか或いは書くのが面倒だったのか、雑な一文で終わらせたり。しかしそんな雑な一文でもユーモアがあり楽しい 「にんじん」で知られるフランス文学者の博物学エッセイ。美文に酔いしれる。各項目ごとに挿絵があり、散文詩のようで短く読みやすい。挿絵は後期印象派のP.ボナール。 好きと言うか、賢治作品と並ぶ程愛してやまない本。なんてハイセンスな言葉の群れなのでしょう!「鹿」のお話を一番読み返しているかな…。 あらゆる生き物が簡明な言葉とユーモアで紡がれた俳文のような散文。不思議な本でした。比喩のセンスが秀逸!なのに、ちょいちょいシュールなボケ笑。ボナールの描く挿絵も力強くあざとさのないタッチで好きです。 ルナールの『にんじん』を読んで、簡潔で詩的な表現に惹かれていた。動物たちを図鑑のように並べつつ、しかし彼独自の詩的な表現で紹介しているのが面白い。『蝙蝠』が一番表現が独特で一貫性があって美しくて好きだ。一方で私自身があまり自然に囲まれて生きて来なかったから、入り込みづらい部分もあった。 作者の観察眼はすごいな。ねこがめちゃめちゃかわいかった。あと、蝙蝠の生まれ方がすごくメルヘンちっくでときめいてしまった。 祖母に貰った本。 詩のような、短歌のようなやさしくリズミカルな短文。 アイロニーに満ちた生物たちの日常を描いている。 薔薇の木のてっぺんには、無垢の乙女の色をした薔薇の花が咲いている。その花が惜し気もなく撒き散らす芳香に、彼女は酔ってしまう。花は決して人を警戒しない。どんな毛虫でも、来さえすれば黙ってその茎を登らせる。贈物のようにそれを受ける。そして、今夜は寒そうだと思いながら、機嫌よく毛皮の襟巻を頸に巻きつけるのである。
Posted by