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セリヌンティウスの舟 光文社文庫
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セリヌンティウスの舟 光文社文庫

石持浅海【著】

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セリヌンティウスの舟 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2008/05/20
JAN 9784334744175

セリヌンティウスの舟

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商品レビュー

3.2

61件のお客様レビュー

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2026/03/18

これは驚いた。223頁の短い話だが、内容がとてつもなく濃厚だ。 ド派手な舞台や設定、描写などはない。あくまでも淡々と事件の真相に迫る彼らの会話が秘密を共有しているようで楽しくも、どこか怖い。ふわっとした瞬間にパンッと音をたてて壊れてしまいそうな不穏さがある。 本作の中心にあるのが...

これは驚いた。223頁の短い話だが、内容がとてつもなく濃厚だ。 ド派手な舞台や設定、描写などはない。あくまでも淡々と事件の真相に迫る彼らの会話が秘密を共有しているようで楽しくも、どこか怖い。ふわっとした瞬間にパンッと音をたてて壊れてしまいそうな不穏さがある。 本作の中心にあるのが真実ならば、その周囲にあるのは嘘だろうか。その嘘はどんな形で果たして何のためにつかれているのだろうか。 ミステリである事に間違いはないのだが、心理ゲームのような、自分の中を見透かされているかのような怖さもある。最後の最後まで油断ならない。未だに寒気がしている。

Posted by ブクログ

2024/08/04

海上での遭難から生還することで、運命共同体のような強い絆と信頼関係を得た、六人の男女。 その中の一人が自殺することによって生じる波紋が、太宰治の走れメロス」を下敷きにして描かれます。 見過ごしてしまいそうな些細な疑問点を発端に、延々と推論が繰り返されるのはとても興味深いのですが...

海上での遭難から生還することで、運命共同体のような強い絆と信頼関係を得た、六人の男女。 その中の一人が自殺することによって生じる波紋が、太宰治の走れメロス」を下敷きにして描かれます。 見過ごしてしまいそうな些細な疑問点を発端に、延々と推論が繰り返されるのはとても興味深いのですが、登場人物の動きがほとんどないので、途中でだれてしまうかもしれません。 賛否が分かれそうではありますが、特殊な設定を活かした独自性は、他では味わえないものがあるように思いました。

Posted by ブクログ

2022/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

故人とその仲間たちの心情をとても大切に描いた作品だと思うのですが、いまいち嵌れませんでした。 ミステリとしてはホワイダニットに焦点を当てているのに、登場人物たちがお互いの印象や故人の考えそうなことを言い合うだけで、故人を悼む過程を共有させられるのが苦痛でした。 想像力と読解力が足りず、最後まで読んでも、故人と協力者側にも、仲間たちにも共感できません。よくわからないうちに読み終わっていた、という印象です。 瓶のフタ1つ、境遇の変化1つでここまで真剣に話し合うことができるのは、逆にリアリティがあって良いと思いました。 親類や同輩とは、冠婚葬祭で集まったときにだけ、やたら話が弾みますから。

Posted by ブクログ