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おもいでエマノン リュウC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2008/05/20 |
JAN | 9784199500770 |
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おもいでエマノン
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商品レビュー
4.3
54件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても良い短編だった。どのシーンを切り取っても綺麗で、ストーリーもまた、読み進めるごとに違う良さが姿を表す。 一冊の漫画で、これほど魅力的なヒロインを描くことができるのは凄い。多分、絵柄や造形というだけじゃなくて、それなりに多くの人が胸中に抱く、ヒロインのイデアみたいなものを、ずるずると引き出してくることで、一層魅力的に見えたんだと思う。誰しも一度くらいは、エマノンみたいな女の子に憧れたことがあるんじゃないだろうか。 序盤の、美人とゆきずりになるような旅情、中盤のSF的な展開による空気の転換、一度あっただけの女の子への慕情を、ずっと持ち続けているラスト、いずれもとても風情があって良かった。(実際に体験してないけど)ノスタルジーを感じさせる舞台も良い。 ラストでエマノンの意識(記憶?)が次世代に引き継がれたことが語られるが、そこで色々な疑問も湧いてくる。 もし、その代のエマノンが子どもを作らなかったら? 彼女はつまり生まれてから子どもを生むまでの記憶しか持たない、(まさしく八百比丘尼のように)ある意味で永遠の少女なんだろうか? かつてエマノンだった女性の記憶は、どこまでが失われるのか? 肉体は次々と乗り換えるものでしかなく、30億年分の記憶の連なり、それによって構築される自意識こそがエマノンの実態と言えるのか? 感情を静かに揺さぶってくるだけでなくて、こちらの妄想も色々と刺激される、凄く良い一冊だった。続きも読みたいなあ。
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"数時間一緒にいても数十年間一緒にいても 好きだったという思い出は私にとっては同じことなんだもの"
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新海誠作品を観た後のような この切なさ、読後感。幸福感。 一巻切りの作品で、 鳥肌立ったの初めてに近いかも。 SFと恋の相性ってすごいな。、 傑作、って言いたくなる作品だった。 ありがとうございました。
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