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料理長が多すぎる ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 1992/05/31 |
| JAN | 9784150719012 |
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料理長が多すぎる
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料理長が多すぎる
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商品レビュー
3.4
21件のお客様レビュー
アメリカの作家レックス・スタウトの長篇ミステリ作品『料理長が多すぎる(原題:Too Many Cooks)』を読みました。 レックス・スタウトの作品は、8年前に読んだ『苦いオードブル』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 世界各地から選出さ...
アメリカの作家レックス・スタウトの長篇ミステリ作品『料理長が多すぎる(原題:Too Many Cooks)』を読みました。 レックス・スタウトの作品は、8年前に読んだ『苦いオードブル』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 世界各地から選出された15人の名誉あるシェフたちは、保養地カノーワ・スパーに集いソースの味ききに興じていた。 ところがその中の一人が刺殺された……この集いに主賓として招かれていた、蘭とビールを愛し美食家探偵を自任するネロ・ウルフは、誇り高き名料理長たちをまえにその重い腰をあげたのだが……! 解説/「ネロ・ウルフと料理」日影丈吉 ----------------------- 1938年(昭和13年)に刊行された作品……ユーゴスラビアのモンテネグロ出身で、美食と蘭をこよなく愛する私立探偵ネロ・ウルフ・シリーズの第5作です。 世界各地から選出された15人の名誉あるシェフたちは、保養地カノーワ・スパーに次々と姿を見せ始めていた……そして晩餐会が催されるまさに前日、ソースの味ききに興じていたシェフの一人が刺殺された! この集いに主賓として招かれていた、蘭と麦酒を愛し美食家探偵を自認するネロ・ウルフは誇り高き名料理長たちをまえにその重い腰をあげたが……全篇に贅を凝らした料理がちりばめられ美食を自認する読者には垂涎の書。 ネロ・ウルフ・シリーズの作品を読むのは初めて……安楽椅子探偵のネロ・ウルフが、美食を求めて向かった保養地で殺人事件が起きるというシリーズ中でも珍しい展開の作品みたいですね、、、 列車に乗って泊りがけの旅をするというだけで、恐怖のあまり逆上するネロ・ウルフ……偏屈で手のかかるネロ・ウルフと内心でボヤきながらも同行して仕事をこなすアーチー・グッドウィンのコンビが保養地カノーワ・スパーに向かう序盤の展開はワクワクしながら読めたのですが、その後、世界各地から選出された名料理長15人等、事件に関係する一気に登場人物が増えるだけでなく、その人間関係が込み入っていて、誰が誰だったのか人物相関がわかりにくく、なかなか物語に入り込めず集中できなかったですね。 文体も少し読みづらかったし、時代が時代なんでしょうが人種差別も甚だしく、惹き込まれる感じがなかったですねー ちょっと残念……。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今年も追いかけます、『海外ミステリーマストリード100』からの1冊。 1938年の作品。 楽しめるは楽しめるのだが、性別、人種にに対する偏見、ステレオタイプ的な物の見方、蔑視的発言が色濃く出ているのでややげんなりする。 もともと性別や人種に対する一定のらしさというのはあって良いと思っている方なので、ある程度のところまでは「あぁこういう画一的な扱いしていた時代もあったよね」と流せるのだが、舞台がウェスト・ヴァージニアという歴史的ホット・スポットなせいもあってかちょっと辟易としてしまった。 さて本筋の方は、ある意味典型的とも言える探偵と助手ものではあるのだが、本シリーズを特徴たらしめているのは身長180cm、体重130kgという巨漢探偵ネロ・ウルフ。 表紙の黒いシルエット(Amazonの画像データを使っているブクログは古い版のものの模様。yodobashi.comなんかで調べるとシルエット版が出てくる)は彼なのでしょう。 美食家で自宅での蘭の栽培に傾倒しているという彼は、その体躯も相まって普段は典型的な安楽椅子探偵のようだが、本作は助手のアーチー・グッドウィンを連れての出張編。 美食家繋がりで「15人の名料理長」達による5年に1度の会合の場でのスピーチを頼まれ、列車に揺られニューヨークからはるばるウェスト・バージニアの地へ。 序盤、巨体を窮屈に扱う列車内での立ち振る舞いや、スピーチをするためというのは表向きの用件で実は参加者の1人からどうしても知りたい料理のレシピを教えてもらおうという魂胆が透けて見えて、なかなか自己中探偵的なところが滑稽。 助手のアーチーもウルフに対して従順というわけではなく、どちらかというとぞんざいな扱い。でもきっと根底には忠義の念がありそう。 その辺の関係性はこの作品までの2人のやりとりという背景があってこそ楽しめるのかなぁというところもあり、Wikipediaによれば「シャーロック・ホームズと並んで人気の高い名探偵の一人」と評されながらも、シリーズ初作から読み進めることがなかなか困難という日本の出版事情が残念。 Amazonで初期の作品を調べると、表紙のシルエットは同じで一緒に配されている小物がそのタイトルに合わせてちょっと違うというハヤカワの小粋な演出に出会い、面白い。 これもWikipedia情報だが、とあるシャーロキアンはウルフはホームズとアイリーンの息子ではないかという説まであるようで、実はシャーロック・ホームズはあんまり読んでいない自分的には、いつか読んでおかなきゃと思っていた熱を掻き立てられるようなそんな小ネタも興味深し。
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フーダニットものの傑作として、また、ネロ・ウルフシリーズベストでも常連作品だが、ミステリの質だけに的を絞ってみると、そこまで高い評価は下せない。タイムリミットを設け、探偵の強い拘りもあるなど、ミステリとしての制約が多いのにもかかわらず、謎と解決においては全く機能していないのが残念...
フーダニットものの傑作として、また、ネロ・ウルフシリーズベストでも常連作品だが、ミステリの質だけに的を絞ってみると、そこまで高い評価は下せない。タイムリミットを設け、探偵の強い拘りもあるなど、ミステリとしての制約が多いのにもかかわらず、謎と解決においては全く機能していないのが残念。とはいえ、アーチーとウルフの掛け合いは間違いなく面白いし、ウルフの人生観や思想、過去のエピソードなども散りばめられた貴重な一作ではある。
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