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料理長が多すぎる の商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

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2024/07/17

フーダニットものの傑作として、また、ネロ・ウルフシリーズベストでも常連作品だが、ミステリの質だけに的を絞ってみると、そこまで高い評価は下せない。タイムリミットを設け、探偵の強い拘りもあるなど、ミステリとしての制約が多いのにもかかわらず、謎と解決においては全く機能していないのが残念...

フーダニットものの傑作として、また、ネロ・ウルフシリーズベストでも常連作品だが、ミステリの質だけに的を絞ってみると、そこまで高い評価は下せない。タイムリミットを設け、探偵の強い拘りもあるなど、ミステリとしての制約が多いのにもかかわらず、謎と解決においては全く機能していないのが残念。とはいえ、アーチーとウルフの掛け合いは間違いなく面白いし、ウルフの人生観や思想、過去のエピソードなども散りばめられた貴重な一作ではある。

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2023/04/08

ちょっと、ぴんとこなかった。 キャラクターモノなんで、ファンにとっては「ツボ」な描写なんだろうなっていうところが多すぎて、、、。「高級料理に対するアメリカの貢献」スピーチとかファンは垂涎ものなんだろうと推察されるけど。 あと、タイトル通り料理長(登場人物)が多すぎて頭の整理が追い...

ちょっと、ぴんとこなかった。 キャラクターモノなんで、ファンにとっては「ツボ」な描写なんだろうなっていうところが多すぎて、、、。「高級料理に対するアメリカの貢献」スピーチとかファンは垂涎ものなんだろうと推察されるけど。 あと、タイトル通り料理長(登場人物)が多すぎて頭の整理が追い付かなかった。 シリーズの最初に読むにはきつかったかも。 機会があれば、別作品で再トライしたい。

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2017/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶が確かならかなり以前に一度、読んだことのあったはず・・・の、探偵ネロ・ウルフもので(たぶん)もっとも有名な一冊。 推理もいいんだけどネロ・ウルフのキャラと、料理関係のうんちくが好きで、文字は小さいんだけど読み始めたらするすると言ってしまった。 ネロ・ウルフが出て来る別の話も手を出してみようか・・・でもKindle版がないんだよなあ・・・

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2016/01/07

久しぶりに再読。 ウルフに対するアーチーの歪んだ愛情が大好きだw このシリーズを読む度に思うんだけど、美食家が主人公なのに料理が一つも美味しそうじゃないんだよなぁ。でもウルフの食に対する愛情が伝わるのが不思議。

Posted byブクログ

2023/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自宅から一歩も出ないというのがポリシーのウルフさん。 なのに、美食の為に遠出をする話。 既に、道中から大騒ぎでアーチーを困らせています^^^^ 今回のウルフさんの目的は「ソーセージのレシピ」 それを手中におさめるためなら、なんだってやります。やらせます。アーチーに^^^^^ この二人のやり取りが、毎回楽しみなのであります。 はてさて、レシピの行方やいかに^^^^^

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2015/03/18

「十五人の名料理長」による晩餐会。別室に設けられたソースのきき味の会場で料理人が刺殺され、とにかく早く帰りたいネロ・ウルフとアーチーは無関係を決め込みますが、犯人とは思えない人が逮捕されてしまい事件に取り組むことに。 名探偵ネロ・ウルフ、初読です。殺人事件よりきき味の結果やレシピ...

「十五人の名料理長」による晩餐会。別室に設けられたソースのきき味の会場で料理人が刺殺され、とにかく早く帰りたいネロ・ウルフとアーチーは無関係を決め込みますが、犯人とは思えない人が逮捕されてしまい事件に取り組むことに。 名探偵ネロ・ウルフ、初読です。殺人事件よりきき味の結果やレシピが気になるネロ・ウルフに、機動性とユーモアに溢れる器用なアーチー。多くの描写をしているわけではなく、そもそもどんなものかも分からないのにとても美味しそうな料理。さらに当時の社会通俗や人種問題など、ありとあらゆることに興味がひかれます。もちろん密室に近い現場で起きた事件の展開も面白いですし、なんとアクションもあり。動機よりも事実から組み立てられる推理もネロ・ウルフらしいと思います。 タイトルは船頭多くして山に登る、を意味する英語の諺からきているそうで。世の中には面白いミステリが多すぎて、ネロ・ウルフのような、自分の好きなこと中心の生活ができない読者としては困ってしまいます。

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2014/11/29

有名なネロ・ウルフシリーズで、相変わらずキャラの魅力は抜群だし、読んでいてとにかくソーセージが食べたくて仕方なくなったんだけど、本格推理小説としてはちょっと食い足りないかな。

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2014/07/31

図書館で。美食と麦酒を愛するネロ・ウルフさんは好感度高いです。読み終わって牡蠣とターキーが食べたくなりましたがそれにしてももう一つの料理がわからない。気になるなあ。 取りあえずレシピの為に頑張るウルフさんは少し愛らしくもあったり。アーチーさんは皮肉と毒舌の人なのでなんとなくとっ...

図書館で。美食と麦酒を愛するネロ・ウルフさんは好感度高いです。読み終わって牡蠣とターキーが食べたくなりましたがそれにしてももう一つの料理がわからない。気になるなあ。 取りあえずレシピの為に頑張るウルフさんは少し愛らしくもあったり。アーチーさんは皮肉と毒舌の人なのでなんとなくとっつきにくいですね。

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2014/05/30

著者の1938年発表の第7長編で、ネロ・ウルフものとしては第5作目となります。 15人の名料理長を5年に一度選出するという晩餐会(美食家ウルフにぴったりのシチュエーションですね!)に主賓として招かれたウルフが、その料理長の一人が殺されるという事件の謎に挑みます。 毎度のことながら...

著者の1938年発表の第7長編で、ネロ・ウルフものとしては第5作目となります。 15人の名料理長を5年に一度選出するという晩餐会(美食家ウルフにぴったりのシチュエーションですね!)に主賓として招かれたウルフが、その料理長の一人が殺されるという事件の謎に挑みます。 毎度のことながら、謎解きとしては、正直小粒な感は否めないのですが、助手であるグッドウィンとのやり取りや、犯人をおいこんでいく、ウルフの切った張ったの駆け引きが何とも楽しいです。 本作品では、これに加えて、普段外出しないウルフが旅行に出掛けるという設定の面白さや涎の出そうな(笑)グルメの蘊蓄もあり、シリーズ屈指の記憶に残る作品になっています。

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2014/01/05

 蘭と麦酒を愛する美食家名探偵ネロ・ウルフ…だそうです。  生憎と、この作家の作品はこれが初めてなので蘭に対する情熱は分かりませんでしたが、しこたまビールを飲んでいたのは印象深い。  あと、美食に対する欲求。  探偵小説はあまり読んでいないのですが、ここまで己の欲求に対して率直な...

 蘭と麦酒を愛する美食家名探偵ネロ・ウルフ…だそうです。  生憎と、この作家の作品はこれが初めてなので蘭に対する情熱は分かりませんでしたが、しこたまビールを飲んでいたのは印象深い。  あと、美食に対する欲求。  探偵小説はあまり読んでいないのですが、ここまで己の欲求に対して率直な探偵というのは珍しいような。  高額な報酬よりも、快適な生活。  高額な報酬よりも、美味なるソーセージのレシピ。  いっそ、清々しい。  あと、助手のグッドウィンさんとの掛け合いも面白いですが。  惜しむらくはシリーズ物として最初から追っていけばなお楽しめたんじゃないかという点。  いわゆる『お約束』のやりとりも、初見であれば分かりませんからな。

Posted byブクログ