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遺産としての三木清
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 同時代社 |
発売年月日 | 2008/03/17 |
JAN | 9784886836205 |
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遺産としての三木清
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三木清の思想にかんする論文七編を収録しています。 清眞人と津田雅夫は、それぞれ二編の論文を本書に寄せています。三木の思想史上の位置づけについての考察や、『哲学的人間学』と『構想力の論理』において彼がとりくんだ問題についての検討などがなされていますが、それらの論文を通して明らかに...
三木清の思想にかんする論文七編を収録しています。 清眞人と津田雅夫は、それぞれ二編の論文を本書に寄せています。三木の思想史上の位置づけについての考察や、『哲学的人間学』と『構想力の論理』において彼がとりくんだ問題についての検討などがなされていますが、それらの論文を通して明らかになるのは、東洋思想の「自然主義」的発想に典型的な日常性へと没却してしまう態度を批判し、歴史的ないし社会的な現実のなかでの実践へと立場を移そうと努めながらも、志なかばで倒れることになった三木のすがたであるといえるように思います。 そのほか、三木の遺稿である『親鸞』について論じた論文や、従軍作家としてフィリピンに赴くことになった三木が、そこでみずからの思想的立場と当地の現実とのあいだにどのような関連を見いだしたのかということを考察している論文なども収められています。 本書に収められている論文は、いずれも通常の論文にくらべてヴォリュームがあり、それぞれの執筆者の問題関心にもとづいて三木の思想がていねいに検証されているという印象があります。
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