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家蝿とカナリア 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2002/09/24 |
| JAN | 9784488168049 |
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家蝿とカナリア
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家蝿とカナリア
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商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
いやあ、面白かった!やはりマクロイに外れなしですね。 本書はベイジル・ウィリング博士ものの第5冊目。私が読んだマクロイ作品はこちらで6冊となりました。 「さる刃物研磨店に夜盗が押し入ったが、賊はなにも盗まず、かわりに鳥籠をあけて、カナリアを解放していった」 もう、導入のこの謎が...
いやあ、面白かった!やはりマクロイに外れなしですね。 本書はベイジル・ウィリング博士ものの第5冊目。私が読んだマクロイ作品はこちらで6冊となりました。 「さる刃物研磨店に夜盗が押し入ったが、賊はなにも盗まず、かわりに鳥籠をあけて、カナリアを解放していった」 もう、導入のこの謎が素晴らしいですよね。本文中でもカナリアについて何度も言及されるのですが(飼い主とカナリアの関係がこれまた微笑ましい)、本書の大きな謎の一つとして、これを貫き通したマクロイの技量にあっぱれ、です。ちなみに私は「カナリアがいると作業に邪魔だから」あるいは炭鉱の中のカナリアよろしく、「危機を察知するため」と予想していましたが……? 真相はというと、はっきり書いてありますし言ってしまえば「なーんだ」と感じるようなことです。しかし、謎の答えというのはそれこそが理想。 難しい理屈なんか必要とせず、ズバリそのまま書いてあるのに(賢明な読者以外には)悟られない……。『幽霊の2/3』もそうですが、堂々とこの邦訳をつける大胆さに感服しました。 展開としてはかなりじっくりで、容疑者となるのもせいぜい4人。 しかしそのうちの一人が嘘をついているのは確かなわけで、尋問や他の人からの証言を通し、「怪しいのは誰?」と考えるのは楽しい時間でした。 他の方のレビューにもありましたが、中弛みしがちな中盤からの展開を支えたのが、マーゴ・インジェローの存在感。 絵に描いたような女優であるウォンダの対極ともいえる彼女がいたからこそ、ぴりっと雰囲気が引き締まり、後半の緊迫感あふれる展開につながっていったと感じます。 なんの因果か、作中で上演される『フェドーラ』は、先日読んだクリスティーの「白鳥の歌」に出てくる『トスカ』と作者を同じくするヴィクトリアン・サルドゥー。 私は演劇方面はからっきしですし、かつマクロイ流の微に入り細を穿つ描写に、序盤は本を取り落とすこともしばしばでしたが……それでも気付けばすっかり夢中になっていました。 そうそう、ウィリング博士のキャラクターがお話によって微妙に違っているのも、このシリーズの面白さですよね。 本書ではまだギゼルと結婚していないので、どちらかというと危険を危険と感じない無鉄砲さが見て取れました。紳士なのは変わりませんけどね。 あとウィリング博士もので手に入りそうなのは、『ひとりで歩く女』くらいでしょうか?タイトルが印象的な『読後焼却のこと』も気になるな〜。 機会があれば手に取ってみたいと思います!
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翻訳にしては読みやすかったし、すごく面白かった。設定が面白いのも含めて、背景がすごい。でも何よりも緻密なプロット!細かいとこまで伏線回収する謎解きは圧巻!結局こういう本が一番面白い。
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籠の中のカナリアを解放しただけで、何ひとつ盗まなかった泥棒。 奇妙な出来事が続く中、大勢の観客の前で大胆な犯行が成し遂げられた… タイトルにもなっている「カナリア」と「家蠅」の謎については、少し肩すかしだったので、あまり期待しない方がいいかもしれない。 原題の『Cue for ...
籠の中のカナリアを解放しただけで、何ひとつ盗まなかった泥棒。 奇妙な出来事が続く中、大勢の観客の前で大胆な犯行が成し遂げられた… タイトルにもなっている「カナリア」と「家蠅」の謎については、少し肩すかしだったので、あまり期待しない方がいいかもしれない。 原題の『Cue for Murder』の方が、邦題よりも内容と合っているように思う。 「初期最高傑作」と裏表紙に書かれていたので、期待しすぎたのかも。 とはいえ、容疑者が少ない中でも犯人捜しや謎解きを楽しめたし、人物、情景、衣装などの丁寧な描写はさすがだった。 第二次世界大戦中の1942年の作品で、作品中にも戦争の言葉が出てくる。 戦争中の不安の中だからこそ、心の避難所のような、現実を忘れられるものを求めていたのかもしれないと思いながら読んだ。 この作品は、執筆順ではウィリング博士シリーズ5作品目。
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