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ビート 警視庁強行犯係・樋口顕 幻冬舎文庫

今野敏(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2005/03/30
JAN 9784344406223

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2023/10/15

警視庁捜査1課強行犯係・樋口顕。 捜査2課が粉飾決算疑惑で捜査を進めていた、日和銀行の銀行員・富岡の他殺体が発見された。 現場では被害者と言い争いをする茶髪の若者が… 被害者・富岡に騙され、家宅捜査の情報を漏らしてしまった捜査2課・島崎。 父と兄が富岡に騙され、窮地に陥ったこ...

警視庁捜査1課強行犯係・樋口顕。 捜査2課が粉飾決算疑惑で捜査を進めていた、日和銀行の銀行員・富岡の他殺体が発見された。 現場では被害者と言い争いをする茶髪の若者が… 被害者・富岡に騙され、家宅捜査の情報を漏らしてしまった捜査2課・島崎。 父と兄が富岡に騙され、窮地に陥ったことを知ることになった英二。 英二が富岡を殺害したのではないかと疑う島崎。 島崎の行動に疑問を感じる樋口。 真犯人は… 親と子、父と息子。 親の想い、子の想い、なかなか伝わらない。 お互いちゃんと話さないから。 男同士だとそうなってしまうのかも。 お互いそんなことまで言わなくてもと思ってしまうからかも。 島崎と英二。 最後はお互いが思っていることを話し合うことでわかりあえるように。 コミュニケーションは大事だ。 樋口も娘・照美との関係に悩んでいる。 深夜のイベントに同行することに。 そんな樋口の提案を素直に受け入れる照美に、驚き。普通はイベントに行くことを止めないか?? 照美の友だちも受け入れるなんて… 彼女たちにはなんらやましいことがないんだろう。 照美はなんとちゃんと育っているだろうと感動を覚える。 樋口は恵子に感謝しかない。 『樋口顕シリーズ』、派手さはないが、ひとつの事件の裏に隠された人間ドラマが面白い。

Posted by ブクログ

2021/04/16

これは警察小説なんだけど、家族や親子の繋がりをテーマにしていて、その両方で楽しむことができた。とても人間味溢れるいい話だったと思う。 警視庁捜査二課の島崎には、二人の息子がいる。 長男は柔道をやっていて優秀、次男のほうは引きこもりでろくに会話もない。 物語は銀行のガサ入れの場面...

これは警察小説なんだけど、家族や親子の繋がりをテーマにしていて、その両方で楽しむことができた。とても人間味溢れるいい話だったと思う。 警視庁捜査二課の島崎には、二人の息子がいる。 長男は柔道をやっていて優秀、次男のほうは引きこもりでろくに会話もない。 物語は銀行のガサ入れの場面から始まるが、なぜか島崎は怯えている。なぜなら、上の息子がある事情から、捜査の情報を銀行側に漏らしてしまったからだ。それがきっかけで、島崎は面倒なことにどんどん巻き込まれていく。 こういっちゃなんだけど、島崎の悩みっぷりが面白い。実直な性格ゆえに感情が顔や態度に出やすい。一生懸命どうにかごまかそうとして、うまくいきそうでほっとしたり、駄目になりそうで絶望したり。 更には、銀行の汚職絡みと思われる殺人事件の現場で目撃された若者が、今度は下の息子に似ているという。。。 終わり方は、都合が良過ぎるかなと感じたものの、でもこれ以外は考えられない。後味は絶対に悪くしてもらいたくないと思っていたので大満足。 樋口のキャラがいいなと思っていたら、シリーズ化されていたのか。 テレビドラマでは内藤剛志が演じているようだけど、ちょっとイメージと違うなと思った。もう少し線が細くて優男のほうがいいような。。。 機会があれば、他のものも読んでみようと思いました。

Posted by ブクログ

2019/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかったです。 銀行の粉飾決算を調べていたところ 知り合いに警察の動きを教えて欲しいとなかば脅されて銀行のスパイに仕立てあげられてしまい苦しんでいるところ相手の男は 殺されてしまう。ホッとしたのもつかの間 容疑者の男は次男ににている… もう!容疑者なのか?加害者なのか?わからんくなって読んでいたんだけとテンポもよくてどんどん読めて 通勤電車も乗り過ごしてしまうほどでした。(((^^;) お父さん お兄さん 弟それぞれの立場が細かく書かれていて泣きそうになってしまった。 しかし、どの家も妻は強いなぁ!

Posted by ブクログ

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