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クアトロ・ラガッツィ(上) 天正少年使節と世界帝国 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2008/03/18 |
| JAN | 9784087462746 |

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クアトロ・ラガッツィ(上)
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商品レビュー
4.2
37件のお客様レビュー
歴史の荒波を生き抜いた少年たちの物語が描かれています。天正少年使節の派遣に至る経緯や、当時の日本と世界の動向が詳細に語られ、特に信長や秀吉の時代背景が生き生きと表現されています。著者は、宣教師たちの視点や彼らの性格、背景にも触れ、時代の変遷をリアルに感じさせてくれます。出航までの過程が丁寧に描かれており、読者はその歴史的な重みを感じることができます。全575ページの中で、無駄のない構成が魅力的で、特に布教の苦労やイエズス会の内幕が深く掘り下げられている点が印象的です。少年たちが辿る運命や、彼らの成長も見逃せない要素となっており、次の展開が待ち遠しくなる作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
少年使節団が派遣される前の宣教師関連の環境説明から入り、使節団がフェリペ2世に謁見するところまで。 力作とは思うが、残念な点も目につく。 使節団の話が始まるまでに400頁くらいかかる一方、使節団の海路の道中の話はあっさりしている。資料不足によるものだろうか。 また、日本人の氏名...
少年使節団が派遣される前の宣教師関連の環境説明から入り、使節団がフェリペ2世に謁見するところまで。 力作とは思うが、残念な点も目につく。 使節団の話が始まるまでに400頁くらいかかる一方、使節団の海路の道中の話はあっさりしている。資料不足によるものだろうか。 また、日本人の氏名を表記するときに洗礼名を使っていたりいなかったりするので、誰のことを言っているのかわからない部分がある。一種の表記揺れというか。 その他、(著者が)感情的過ぎるんじゃないかと思う点もいくつか。歴史小説と思って流すべきなんだろうが。 武士道とキリスト教の殉死の共通点も興味深い。 「植村正久が「武士気質」で、「キリスト世の罪のために己れを捨てたるのごとき、武士風の教育を受けたる人の心には了解さるることは容易にして」と述べている。」(126頁)
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図書館で借りたハードカバー本を見た時は、想像の5倍くらいの厚さだなと思ってて後退りしたが、古本で上下巻1000円の文庫版を見つけた!文庫だとこんなにも読みやすいのか! と言う訳で、とりあえず上巻を読了。 じっくりと誠実に史料を読み解いて、自論を交えての解説?お話?はとても面白い。...
図書館で借りたハードカバー本を見た時は、想像の5倍くらいの厚さだなと思ってて後退りしたが、古本で上下巻1000円の文庫版を見つけた!文庫だとこんなにも読みやすいのか! と言う訳で、とりあえず上巻を読了。 じっくりと誠実に史料を読み解いて、自論を交えての解説?お話?はとても面白い。が、長いので途中で浮気しつつの読書。特に信長のくだりでは、色んなエピソードに見覚え、聞き覚えがあった。信長って、日本史上最大の面白キャラクターだからか、たくさんの創作物があって、小説、映画、漫画など色んなものを読んだり見たりした記憶がある。そんな記憶といちいち合致するのが楽しいものだから、途中で信長関連の漫画を読み始めたり。 しかし、この『クアトロ・ラガッツィ』(=4人の少年)にとって信長は脇役。ようやく長い長いクアトロ・ラガッツィたちの前日譚も終え、彼らの旅路が始まった。下巻の前にまた浮気しようと思う。
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天正遣欧使節の偉業を当時の時代状況のなかに克明に位置付ける。 タイトルは「四人の少年」の意。 「天正遣欧少年使節」に興味を持ったのは、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』を読んだからだ。 このミステリーを読まなければ決して天正遣欧使節に興味を持たなかっただろう。 何故なら、「黒死館」...
天正遣欧使節の偉業を当時の時代状況のなかに克明に位置付ける。 タイトルは「四人の少年」の意。 「天正遣欧少年使節」に興味を持ったのは、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』を読んだからだ。 このミステリーを読まなければ決して天正遣欧使節に興味を持たなかっただろう。 何故なら、「黒死館」と呼ばれる洋館は、クアトロ•ラガッツイの一人、千々石ミゲルの末裔たる降矢木家の邸宅で、そこで摩訶不思議な連続殺人が起こるのだから。 当然、天正遣欧使節を、知らねばならない。 作者若桑みどりは、仏文学者(元東大総長)蓮實重彦と同じ船でヨーロッパに渡り、留学している。 その時の感慨が本書の根幹にあると語っている。 ヨーロッパに向かう若者ということでは、時代は400年ほど異なれ、想いは通底するのだ。 作者は美術史家だが、本書は完全なる日本史本だ。 更に主人公たちは本書の半ば迄登場しない。 作者がまず企図したのは、安土桃山時代という時代そのものを総体として描くことだったからだ。 若桑みどりの美術史の本は、本音を言えば、ワクワクしない。 学術論文という制約が課せられているから仕方ないとは言え、中々、情熱が伝わってこない。 ところが、専門外の本書は、激しい情熱に満ち溢れている。 それは本人が、四人の少年たちに感情移入して、四人の少年たちに成り切って書いているからだ。 それが本書をして傑作たらしめている。
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