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明治六年政変
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1979/12/18 |
JAN | 9784121005618 |
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明治六年政変
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
なんか、江藤上げ大久保下げが激しくて感じ悪い(笑) 筆者が結構感情的なような気がして個人的には★2つ。自分が大久保贔屓なので補正を入れて★+1
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西郷隆盛は不平士族を率いて西南戦争を起こした。そのきっかけとなったのが明治六年政変と呼ばれる明治政府内の大量辞職だ。 政府内で2年にわたる欧米訪問を終えたばかりの岩倉使節団と留守政府組が対朝鮮政策や士族身分の解体をめぐって対立。岩倉具視や大久保利通らの陰険な策に怒った西郷隆盛や...
西郷隆盛は不平士族を率いて西南戦争を起こした。そのきっかけとなったのが明治六年政変と呼ばれる明治政府内の大量辞職だ。 政府内で2年にわたる欧米訪問を終えたばかりの岩倉使節団と留守政府組が対朝鮮政策や士族身分の解体をめぐって対立。岩倉具視や大久保利通らの陰険な策に怒った西郷隆盛や江藤新平らが政府を離れた。 というのが歴史の通説だが、著者は様々な文献よりこの政変の意外な真実を明らかにする。西郷は武力による朝鮮侵攻を望んではいなかったし、士族の利益代表者でもなかった。大久保は西郷にも岩倉にも距離を置き、隠居のような状態で、いいように利用されてしまった。政府側が本当に排斥したかったのは江藤新平だった。 などの見事な歴史推理。ただ、あまりに詳細に当時の志士たちのドラマチックな行動、心情を浮かび上がらせているので、どこまで信じるべきか。そうした不明確な点があるからこそ、いろいろと考えさせられる読み応えが本書にはある。
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西郷隆盛、板垣退助、江藤新平らが下野し、大久保利通に権力が集中するきっかけとなった明治六年政変を分析した新書。1979年の刊行。「旧士族の不満を解消するために西郷が征韓論を企てた」という通説を批判するとともに、汚職まみれの長州閥と彼らを追及する江藤との対立や岩倉使節団失敗の巻き返...
西郷隆盛、板垣退助、江藤新平らが下野し、大久保利通に権力が集中するきっかけとなった明治六年政変を分析した新書。1979年の刊行。「旧士族の不満を解消するために西郷が征韓論を企てた」という通説を批判するとともに、汚職まみれの長州閥と彼らを追及する江藤との対立や岩倉使節団失敗の巻き返しを図りたい大久保など、明治政府内部の派閥対立に焦点を当てて、西郷らの下野までの過程が詳細に描かれている。江藤を中心とする司法省の活動が法治主義・人権擁護として高く評価されるのが印象的。本書で描かれた西郷の平和志向性については、近年の研究では否定されることが多いようだが、今でも読み継がれているのが納得の面白さ。
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