10月はたそがれの国 創元SF文庫
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10月はたそがれの国 創元SF文庫

レイ・ブラッドベリ(著者), 宇野利泰(訳者)

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10月はたそがれの国 創元SF文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1966/01/28
JAN 9784488612023

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商品レビュー

4.3

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2025/01/26

華氏451度のレイ・ブラッドベリの短篇集。 怪異や幻想のような不思議な世界の作品が集められています。 一番好きだった作品は「みずうみ」でした。 とてもとても短い作品ですが、物凄く惹きつけられます。 冒頭の文章が綺麗で好きです。 その他の作品では以下あたりが好きでした。 「大鎌...

華氏451度のレイ・ブラッドベリの短篇集。 怪異や幻想のような不思議な世界の作品が集められています。 一番好きだった作品は「みずうみ」でした。 とてもとても短い作品ですが、物凄く惹きつけられます。 冒頭の文章が綺麗で好きです。 その他の作品では以下あたりが好きでした。 「大鎌」 「ダッドリー・ストーンのふしぎな死」 「こびと」 「2階の下宿人」 「下水道」 「つぎの番」 かなりボリュームが多いですが、寝る前に1作品読むなどレイ・ブラッドベリの世界観へ浸るのもいいのではないでしょうか。

Posted by ブクログ

2024/11/10

―― 「なんにでも名前をつけないでいられないのは、判断力が貧弱な証拠だな。そのくせわしたちは、小鬼だの、吸血鬼だの、岩屋の巨人だの、それがどんなものか、知っているわけではない。そういったものが、いろいろいることは考えられないことでもないが、これにレッテルを貼り、これこれの行動を...

―― 「なんにでも名前をつけないでいられないのは、判断力が貧弱な証拠だな。そのくせわしたちは、小鬼だの、吸血鬼だの、岩屋の巨人だの、それがどんなものか、知っているわけではない。そういったものが、いろいろいることは考えられないことでもないが、これにレッテルを貼り、これこれの行動をとるなどというのは、ばかげた話さ。行動をとるのは人間だよ。そうだとも。そう解釈するのが、まちがいのない考え方だ。人間だから、それができるのだ」                          ――「二階の下宿人」より  さて御無沙汰してました。絶賛再読期に入ったり忙しかったりで随分と更新してなかったですが…こればっかりは書くこと多いな、というわけでブラッドベリです。  小説を読む意味だったり、それが何の役にたつの? であったり、そういうことをあまり気にしたことがなかったのだけれど、それで自分が何を養ってきたのかがなんとなく解って、あぁ本を読んできて、少なからず文章を書いてきてよかったんだろうなぁ、と感じた。何を今更、である。  簡単に云うならば、闇との対面、ということになるだろうか。  想像し得る不安を、狂気を――それはもちろん、生きているならば当然生まれてくる不安や狂気なわけで、それをグレーな領域で描き出す物語と向き合ったとき、自分の中にある狂気を手懐けて優しく育てるような(育てちゃ駄目か?)、そういう精神行動の助けになるのではないか。  そうやって狂気を、不安を内面化していく過程で鍛えられる想像力が、自分の力になるのではないか。  そこまで云わなきゃ伝わんないの? ってことの多い現代では、こういった文学は貴重だろうと思う。いろいろな不安が、もしかしたら大切なものかもしれない若者たちの不安が、SNSで消費され、向き合う間も無く付き合うことなく棄てられていってるいま。  せめて借り物の闇くらい、なきゃいけないんじゃないのって。  老婆心ながら、そんなことを思うわけです。  当代の幻想小説、幻想怪奇小説の書き手といったら誰になるのかしら。きっとオレが知らないだけで界隈は存在するんだろうなぁ。  得も言われぬ不安や、捉えきれない心のざわつきを、言葉にする想像力が欠けているいま、だからこそ。  こういう小説が必要とされているように、感じています。  ☆3.4

Posted by ブクログ

2024/09/15

レイ・ブラッドベリの短編集。不思議な空気感。寓話のような趣き。全ての話にオチがあり、とても面白かった。 これ、絶対にタモリさんの「世にも奇妙な物語」の原作になってるわ、と思う作品がたくさんあった。 レイ・ブラッドベリがSFだけでなく、こんなホラー的な不思議話を書く事を初めて知った...

レイ・ブラッドベリの短編集。不思議な空気感。寓話のような趣き。全ての話にオチがあり、とても面白かった。 これ、絶対にタモリさんの「世にも奇妙な物語」の原作になってるわ、と思う作品がたくさんあった。 レイ・ブラッドベリがSFだけでなく、こんなホラー的な不思議話を書く事を初めて知った。どの短編も普通に始まるが、途中から異常に気づかされ、最後の数行で大どんでん返しと来るからやめられない。短編集の面白さに惹きつけられた。 特に印象的だったのは、「みずうみ」「壜」「群衆」 ゾクゾク来る。 ほど良い怖さで大満足の一冊だった。

Posted by ブクログ

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