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源氏物語の京都案内 文春文庫
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源氏物語の京都案内 文春文庫

文藝春秋【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/03/10
JAN 9784167217822

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商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2023/11/26

2008年の発行、帯には「『源氏』誕生一千年」とある。 当時、とりあえず今買っておかなくては!と思って購入したのは覚えているが、その後長く積読になってしまった。 来年の大河ドラマの主人公が紫式部ということで、この機会にと思って読んでみた。 単なる観光ガイドだろうと思っていたのが申...

2008年の発行、帯には「『源氏』誕生一千年」とある。 当時、とりあえず今買っておかなくては!と思って購入したのは覚えているが、その後長く積読になってしまった。 来年の大河ドラマの主人公が紫式部ということで、この機会にと思って読んでみた。 単なる観光ガイドだろうと思っていたのが申し訳なく、素晴らしい『源氏物語』入門書であった。 源氏物語54帖の1帖ごとに4ページを使用。 あらすじ、それを理解するための簡単な系図、「ちょっと読みどころ」、ゆかりの観光スポット、ちなみのお菓子、絵画など。 「文藝春秋・編」とあり、どの文章を何という人が書いたのかは分からないけれど、あらすじはごく短いのに、現代人に分かりやすい。 「ちょっと読みどころ」は更に、ここはポイントね〜、作者はこれが言いたかったのかしらね?ちょっと意地悪ねー、などと、源氏物語を読んだことのある人も初めての人も、とても興味を惹かれる。 なぜ和菓子を紹介するのかというと、今の時代の一般人が手に入れやすい雅(みやび)だということ。 和菓子といえば、お茶会のためのもので、同じページには素敵なお抹茶茶椀の写真もある。 この茶碗は「五十四帖茶碗」で、巻末に「個人蔵」とされている。 写真だけでも素敵。 瀬戸内寂聴さんのエッセイも。 現代語訳の紹介もあり、同じ箇所の読み比べが面白い。 この後も、新しい「源氏物語・現代語訳」は出たのでしょうか。 来年の大河が、紫式部をヒロインとする。 「源氏物語」のお話ではないけれど、紫式部は自分の生きた時代をモデルに物語を書いている。 ゆかりの場所を訪ねるには参考になるのではないか。 何と言っても、源氏物語を知りたいけれど、今からじゃ遅すぎる!! という人たちの助けになると思う。 古い本なので、和菓子屋さんの紹介記事はどうなっているか分からないけれど・・・ もしかしたら来年の大河に合わせて、この本は再版されているかもしれない!

Posted by ブクログ

2019/03/19

<目次> 略 <内容> 『源氏物語』の簡単な解説(見開き2ページだが、そこに必ず関係系図がついているので、わかりやすい)で紹介する。後半には、いろいろな訳を比較しながら分析している(大和和紀の「あさきゆめみし」や小泉吉宏の「まろ、ん?」まで紹介されている)。サクッと読めて、よく...

<目次> 略 <内容> 『源氏物語』の簡単な解説(見開き2ページだが、そこに必ず関係系図がついているので、わかりやすい)で紹介する。後半には、いろいろな訳を比較しながら分析している(大和和紀の「あさきゆめみし」や小泉吉宏の「まろ、ん?」まで紹介されている)。サクッと読めて、よくわかる。

Posted by ブクログ

2014/03/17

本編より付録の源氏物語各訳読み比べの方が面白かった。与謝野晶子、谷崎、寂聴、円地文子、田辺聖子、橋本治、果ては「あさきゆめみし」まで、同じシーンをどう描写しているかを比較。原典のどこに着目するかで、受ける印象ががらりと変わる。物語の懐深さゆえだろう。

Posted by ブクログ

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