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ミシェル・ドモンテーニュ【著】, 宮下志朗【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2008/03/03
JAN 9784560025765

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商品レビュー

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2023/03/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

後半の方が興味深いテーマだったのだけど、何でだろう、なかなか文意が頭に入ってこない。 というわけで、付箋は本の前半ばかりでした。 ”徳とは、色鮮やかで、強力な染料なのであって、魂が一度それにひたされると、あとはもう、魂もろともはぎ取らないかぎり、その色が落ちることはない。したがって、ひとりの人間を判断するためには、その足跡を、長期にわたり、丹念にたどる必要があるのだ。”(われわれの行為の移ろいやすさについて) 得ではなく徳を行動原理にしたいと常々思っていますが、難しいですね。 自己中ではないつもりですが、好き嫌いが徳の足を引っ張るのです。 精進しなくては。 ”酒を飲む快楽というのは、人生においても重きを置きたいものであるからして、もっと時間を割くべきかと思われる。店の丁稚(でっち)や人足(にんそく)たちのように、とにかく酒を飲む機会は逃さぬようにして、この欲望のことを常に念頭に置いておくべきなのかもしれない。どうもわれわれは、日々、この習慣を切りつめているような気がする。”(酔っぱらうことについて) いや、私はそこまで飲まなくても大丈夫なのですが、いやいや、モンテ―ニュさんがそうおっしゃるのなら仕方ないですなあ。でへへへへ。 ”人間に関することは、なにごとも、自分に無縁ではないのだと考えなくてはいけない。(テレンティウス『自虐者』七七、のもじり)” これと似たようなこと、梨木香歩の『村田エフェンディ滞土録』にも書いてありましたね。 第一次世界大戦が勃発した時、留学先のトルコから故郷のギリシャに帰ろうとした下宿人が「わざわざ今帰らなくても」と言われて返した言葉。 他人事ではなく、なにごとも自分のこととして捉えること。 これもまた、心がけていることの一つです。(酔っぱらうことについて)

Posted by ブクログ

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