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原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/02/20 |
JAN | 9784106102493 |
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原発・正力・CIA
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商品レビュー
3.7
41件のお客様レビュー
かなり前に買って電子化しておいた本。 歴史の裏側の面白さと、マスメディアを握ることの強さを感じた。 正力松太郎の話は初めて読んだが、元警察官僚が弱小メディアだった読売新聞を買収して大きく成長させ、総理大臣を目指していくストーリーはすごすぎる。 戦前・戦後のドタバタ期ならでは...
かなり前に買って電子化しておいた本。 歴史の裏側の面白さと、マスメディアを握ることの強さを感じた。 正力松太郎の話は初めて読んだが、元警察官僚が弱小メディアだった読売新聞を買収して大きく成長させ、総理大臣を目指していくストーリーはすごすぎる。 戦前・戦後のドタバタ期ならではな雰囲気はあるが、CIAとのやりとりなど歴史背景が面白い。 失策も相当あるが、戦後日本を作った傑物に違いない。
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正力松太郎が総理大臣になるという政治的野心を持ち、CIAと駆け引きをして、当時反米・反核の世論が強かった日本人に原子力をアピールし、対米の好感度をあげるまでのストーリーは鮮やかだった。特に原子力平和利用博覧会という手法で反米感情を好転させる手腕など。ただしかし、3.11が起きた今...
正力松太郎が総理大臣になるという政治的野心を持ち、CIAと駆け引きをして、当時反米・反核の世論が強かった日本人に原子力をアピールし、対米の好感度をあげるまでのストーリーは鮮やかだった。特に原子力平和利用博覧会という手法で反米感情を好転させる手腕など。ただしかし、3.11が起きた今、てめえの政治的野心でかなり強引に原子力導入を推し進めやがって、と我々後世の人間が怒りを禁じえないのは仕方のないことである。結局正力は政治家としては大成せず、マイクロ波通信網構想は衛星技術に負けでしまった。
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唯一の被爆国である日本が、水爆実験でも被爆国となった中で、どうやって原発導入へ向かったのか。読売グループの正力松太郎とCIAの果たした役割が明らかにされている。 電力会社が原発導入と運営に主体的でありながら、事故が起きた時の保障は国が、という仕組みの起こりも触れられている。 遅...
唯一の被爆国である日本が、水爆実験でも被爆国となった中で、どうやって原発導入へ向かったのか。読売グループの正力松太郎とCIAの果たした役割が明らかにされている。 電力会社が原発導入と運営に主体的でありながら、事故が起きた時の保障は国が、という仕組みの起こりも触れられている。 遅かれ早かれ、この人物の強引な導入推進が無くても、別の方法で、原発が日本に導入されたことは、間違いないと思うが、もう少し導入前の検討を慎重に行うような選択に至るには、あまりにも大きな力が折り重なって働いてしまっていたのだと感じた。
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