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文豪のミステリー小説 集英社文庫
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文豪のミステリー小説 集英社文庫

山前譲【編】

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文豪のミステリー小説 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2008/02/25
JAN 9784087462715

文豪のミステリー小説

¥220

商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2023/03/10

文豪が書いた怪談や推理小説、「ミステリー」の原義どおり不思議な作品を収録したアンソロジー。 以下は印象的だった作品 ・夏目漱石「琴のそら音」 犬の遠吠えがおかしい、婚約者に異変があるのではないかと訴える婆や。はじめは相手にしていなかったが次第に気になってきて… 落語のような結...

文豪が書いた怪談や推理小説、「ミステリー」の原義どおり不思議な作品を収録したアンソロジー。 以下は印象的だった作品 ・夏目漱石「琴のそら音」 犬の遠吠えがおかしい、婚約者に異変があるのではないかと訴える婆や。はじめは相手にしていなかったが次第に気になってきて… 落語のような結末がいかにも初期漱石。 ・岡本綺堂「白髪鬼」 成績優秀なのだが、弁護士試験を受けるたびにいつも白髪の女が現れて失敗してしまう。 ・大岡昇平「真昼の歩行者」 真昼の街なかに突如現れた記憶をなくした青年。近くの医者が面倒をみることになったが、彼が偽札を持っていたことから調査を始めることになったが… ・幸田露伴「あやしやな」 熱病で男が死んだが、看取った医者は証明書を書こうとしない、という騒ぎがおこり捜査が始まった。 西欧を舞台とする推理小説だが、文語で書かれているのでどこか滑稽で、強引な謎解きも文語の勢いと愛嬌で、独特の味わいがある。 ・久米正雄「嫌疑」 父からの送金が途絶え、落第すればあとがない学生。寄宿舎で放火があり、追いつめられれば自分もやりかねないと思いながら、試験準備に焦っていた。そんななか第二の放火が起こり、そこに彼も居あわせていた… ・柴田錬三郎「イエスの裔」 善良な老人が義理の孫娘を刺殺する事件が起こった。老人は「子供を生ませたくなかった」とだけ語る。参考人として集められた老人の幼友達、孫娘の実父と知り合いの作家、そして孫娘の情夫によって語られる、老人の送った半生とは… ・芥川龍之介「藪の中」 藪の中で起こった殺人事件。当事者たちの証言はそれぞれに食い違う。

Posted by ブクログ

2022/10/11

様々な文豪たちのミステリーが読めて良かった。少し表現が古いところもあり、分かりづらかったけど、面白かった。

Posted by ブクログ

2021/11/08

なんかこの…ミステリー? 全体にホラーか、イヤミスなんですが。 どれも別に謎解きとかに 主眼をおいてるわけではなく そういうことに至る人間の心理とかを 書きたかったような感じの作品。 あ、でも『出来ていた青』が トリックとかあって、推理小説ぽかった。 『真昼の歩行者』もサスペ...

なんかこの…ミステリー? 全体にホラーか、イヤミスなんですが。 どれも別に謎解きとかに 主眼をおいてるわけではなく そういうことに至る人間の心理とかを 書きたかったような感じの作品。 あ、でも『出来ていた青』が トリックとかあって、推理小説ぽかった。 『真昼の歩行者』もサスペンス風。 ホラーよりだったけど『琴のそら音』も わりあい好みでした。

Posted by ブクログ

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