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ねじの回転 新潮文庫
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ねじの回転 新潮文庫

ヘンリー・ジェイムズ(著者), 蕗沢忠枝(訳者)

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ねじの回転 新潮文庫

定価 ¥539

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2005/05/01
JAN 9784102041024

ねじの回転

¥330

商品レビュー

3.2

40件のお客様レビュー

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2010/05/28

幼い兄妹の家庭教師と…

幼い兄妹の家庭教師として赴任してきた若い女性は、兄妹を悪の世界に引きずり込もうとする亡霊の姿を見る。本当に彼女は亡霊を見たのかどうか、何が真実なのか。色々考えながら読むと分からなくなってきて、考え込んでしまうけれど、そこがこの作品の面白い所だと思う。

文庫OFF

2010/05/28

初版日を見てびっくり…

初版日を見てびっくりしたのだけど、昭和37年。今から40年も前に書かれた作品だったのですね。それにしては全体的にそんなに古臭い印象を受けない内容でした。ただ、あらすじ紹介にもアル通り「古典」という雰囲気は感じ取れましたが。内容も、すごくおもしろいというものではなく、読み解き方によ...

初版日を見てびっくりしたのだけど、昭和37年。今から40年も前に書かれた作品だったのですね。それにしては全体的にそんなに古臭い印象を受けない内容でした。ただ、あらすじ紹介にもアル通り「古典」という雰囲気は感じ取れましたが。内容も、すごくおもしろいというものではなく、読み解き方によっては大変な駄作に思えてしまうかもしれないな、という印象です。

文庫OFF

2025/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2025/4/17読了(再読) 「いまはもう、あんな男なんか、どうだっていいでしょう――これからはもう、ずっと、あんな男、どうだっていいでしょう? あなたは、わたしのものよ。」 幽霊譚の古典だが、全く怖くない。寧ろ、初読当時は、この女家庭教師(以下、「先生」)は、亡霊たちが子供たちを悪の世界に引きずり込むとか一人で何を騒いでいるんだ? くらいの感じだった。しかし多少は歳を食って、19世紀末の厳然とした階級制度や、ガヴァネスという職業を知った上で、改めて読むと見方も変わるものである。 当時の階級社会的に認められない男女の関係にあったクイントとジェスル先生の亡霊たちが、純真無垢な子供たちには相応しくないイケナい大人のアレコレを吹き込んでいたが、そもそもヒトはいつまでも子供ではいられず、成長すれば純真さも失われるもの。しかし、マイルズとフローラの2人の子供たちの純真無垢さをやたらと強調している先生は、子供たちに悪影響を及ぼす亡霊を追い払い、自身が望む純真な子供像を押し付けた故、マイルズは大人へと成長できなくなった=死んでしまうことになったと、一旦は解釈したのだが……。 (以下、更にひねくれた解釈が続きます。アレコレ書いてたら、長くなりました) ――気になるのは、この物語の体裁が、ダグラスが持っていた先生の手記を、「私」(作者)がダグラスの死の直前に託され、書き写したものであるという、妙に回りくどいものであること。他にも、物語の最後で先生はマイルズを手元に置いてクイントの亡霊と対峙するが、この時点で妹のフローラとジェスル先生の亡霊はいつの間にか蚊帳の外に置かれているし、ダグラス、マイルズと先生との関係性も、“妹の家庭教師として来た10歳年上の女性”という点で、故意か偶然か同じである。そこで、ダグラス=マイルズとすると、この手記はダグラスの創作と採れないか?(先生から手記を託された云々は、ダグラスがそう言っているだけだし)  その昔、妹の家庭教師として来たガヴァネス(先生)に恋した少年ダグラス。でも先生は自分を男性ではなく純真無垢な子供としてしか見てくれなかった。年齢的にも階級的にも叶う筈も無い恋だったが、それでも……と、大学生になったダグラスは、亡霊(女性には手の早い下男と、ダグラス的にそうあって欲しかった先生の象徴としての前任ガヴァネス)に誑かされる少年(マイルズ)とそれを守ろうとする先生の物語で、満たされなかった願望を充足させたのではないか? 最後、妹も屋敷を出され、先生と二人っきりでお互いの心情を吐露し、亡霊の影響を脱したマイルズは精神的に(先生にも認められる)大人の男性へと成長し、象徴的な意味での「少年の死」という形で物語は終わる。そして、後年に手記を託された「私」は、その筆跡がダグラスのそれと気付いて事情を察し、発表に当たっては自身が書き写した原稿を出したのでは(じゃあ、そもそも発表するなよ、という突っ込みが入る余地が残るのは認める)……? なにぶん、物語の展開も描写もなんか曖昧な感じで、上記の解釈も作者の意図する所では全くないと思うのですが、どうしても自分の中で一定筋の通った解釈を、と考える内にこうなってしまいました。

Posted by ブクログ