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無気力の心理学 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1981/01/25 |
JAN | 9784121005991 |
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無気力の心理学
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無気力の心理学
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商品レビュー
3.2
12件のお客様レビュー
犬への実験を繰り返し、どのような条件で無気力になるのかを解明したセーリックマンの研究が最初に紹介され、無気力とはどのような状態なのかを説明している。 そして、無気力に陥らないためにはどうするか、無力感と反対の、効力感を得るためにはどのように行動すれば良いのかということを実験結果な...
犬への実験を繰り返し、どのような条件で無気力になるのかを解明したセーリックマンの研究が最初に紹介され、無気力とはどのような状態なのかを説明している。 そして、無気力に陥らないためにはどうするか、無力感と反対の、効力感を得るためにはどのように行動すれば良いのかということを実験結果などを踏まえて解説している。 とても興味深い研究だ。 最後に、日本人とアメリカ人の無力感、効力感に対する違いを説明し、アメリカ人は如何に生きにくいのかを解いている。もちろん、日本人の価値観で考えると、という前提だが。 老齢になり、歩行さえ困難になったアメリカ人が、それでも子供の世話にならずに生きることを生き甲斐にしている、という話は、アメリカが達成志向(結果重視)の社会であり、人々の能力に重きを置き、能力の低い人は価値が低いと見なされるため、一人では生きていけないと認めることは人間としての価値を失うことになるためだという説明で、日米の違いがよくわかる。日本は親和志向の社会であり、人々は老人にそこまでの独立を求めていない。老人は子供に頼ろうとするだろうし、子供も何とか世話をしてあげたい、と思うのがある意味当然の社会だ。そこに問題が無いとは言えないけれど。
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無力感に陥っていなくても、効力感が欠如していると やはり無力感になるらしい 獲得された無力感<効力感の欠如
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人は何のために働くのか?それは効用感を得るためである、と言った人がいて、なるほど正鵠を射た表現だと感心したものだ。 本書の効力感が効用感とどれほど違うのか判らないが、基本的な概念はまあ同じであろう。その効力感の獲得には、自らの社会への働きかけに対して周囲の人から、特に親からポジテ...
人は何のために働くのか?それは効用感を得るためである、と言った人がいて、なるほど正鵠を射た表現だと感心したものだ。 本書の効力感が効用感とどれほど違うのか判らないが、基本的な概念はまあ同じであろう。その効力感の獲得には、自らの社会への働きかけに対して周囲の人から、特に親からポジティブな応答を得ることが必要であるという。このような感性は幼少の頃の親の働きかけが重要とのことで、子を持つ親としては身につまされる。 その意味では本書は心理学というよりも教育学に近い印象を持った。
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