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武蔵野夫人 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1999/06/01 |
| JAN | 9784101065021 |
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武蔵野夫人
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商品レビュー
3.2
22件のお客様レビュー
最高に面白かったです…
最高に面白かったです。戦後が生んだ傑作ではないでしょうか。堅苦しいはなしと思いきや、実は不倫話です。今も昔も変わりませんね。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読書会の課題図書として読んだ。この読書会は大岡昇平が好きなのか、半年ほど前にも大岡の「野火」が課題だった。 この本は、登場人物の気持ちがうつうつとしていて、あまりはっきりした行動に移されない前半は、登場人物の心情をト書きで書くというアプローチをとっていて、わかりやすいがうざい印象。総ページ数の6割くらい進んだところで、登場人物が婚外泊しだすあたりから、セリフが急に増えだして、行動も急展開していく。最終場面で、ヒロインが、睡眠薬を飲むところを相手の男は見ているのに気が付かずに去ってしまったり、自殺を図ったヒロインは意識を失っておきながら、夫が帰ってくると、いったん意識を取り戻して、決定的セリフを口走り、その後死亡するという都合の良い展開。まるで歌舞伎芝居のようだ。 姦通罪が廃止された3年後に発表された小説であり、姦通罪廃止の影響を受けていると思うが、当時は、女性が離婚しても6か月間は再婚できないという制度だったことは考慮されていないみたいだ。
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心の動きをこうも的確に書くのかと、いくつも線を引いた。 恐怖に潜む執着、窮地に見せる経済観念、罪悪に裏付けられる快楽などは、普段は言葉にならず心の底に沈殿しているものである。 ルールはないにも関わらず、その一つから螺旋状に演繹されてゆく心理のやりとりは自然であり、残酷なものだと...
心の動きをこうも的確に書くのかと、いくつも線を引いた。 恐怖に潜む執着、窮地に見せる経済観念、罪悪に裏付けられる快楽などは、普段は言葉にならず心の底に沈殿しているものである。 ルールはないにも関わらず、その一つから螺旋状に演繹されてゆく心理のやりとりは自然であり、残酷なものだと気付かされた。 口に出してはいけないものがあり、裏を返せば口に出せるものには真実は現れないということだ。
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